ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は東京都葛飾区柴又の『りゅうき』です。
最寄駅は、京成金町線『柴又』。
柴又と言えば『男はつらいよ』の寅さんの故郷。駅前には寅さんと妹のさくらの像が向かい合って建っています。
余談になりますが、『男はつらいよ』は映画化される前にTVドラマとして放送されていました。主演の寅さんは渥美清さんですが、さくらは倍賞千恵子さんではなく長山藍子さん。さくらのご主人の博は、映画では前田吟さんが演じた印刷工場の職工、TVドラマでは井川比佐志さん演じた医師という全く異なる設定でした。
閑話休題
『りゅうき』は、駅から徒歩2分。駅舎の真裏にある居酒屋です。
カウンター、テーブル、小上がりで25席しかありませんが、グレイを基調とする店内はゆったりした造りで、落ち着きます。
ランチは、海鮮関係の丼物が中心で1000円前後の値付けになっています。ビーフカツは『ピリ辛牛かつ』の名前でメニューアップされています。
もちろん頂いたのはピリ辛牛かつ。小鉢、味噌汁、お新香、ご飯がついて税別930円。
価格が変動していることもあります。
一口サイズのビーフカツが4切れ。大きさから想像すると全体で100g程度に見えます。味がついているので始めはそのままで頂くよう店の方に言われました。
ん?なんか不思議な食感です。ピリ辛に煮られた薄切りの牛肉に衣をつけて揚げたもの。これをビーフカツまたは牛かつというかどうかは異論がありますが、揚げ方も素晴らしく理屈抜きで美味しいです。
2つ目は、マヨネーズと中濃ソースで。普通の揚げ物であれば絶対に合う筈なのですが、ピリ辛の牛肉とは相性が良くないようです。
小鉢は、キャベツの餡が掛かった煮奴。これは美味い!
味噌汁もシンプルですがいい出汁で美味。
ご飯は少なめでお願いしました。少し柔らか目で私にはいまいち・・・米は良質のものが使われています。
いつものことですが香の物は口にしませんのでコメントはできません。
ごちそうさまの筈だったのですが、気になる料理を見つけ単品で注文。『牛肉唐揚げ おろしポン酢』。税別800円。何?セットと単品の差がわずか130円・・・まあ良しとしましょう。
小さなポーションの唐揚げが5個。牛の唐揚げは珍しいですね。
おろしポン酢が唐揚げの上にのっています・・・少々不安。
赤身のブロックがミディアムに揚げられています。肉は柔らかく美味。衣はカラっと揚がっていた筈のですが、おろしポン酢の水分でしんなりとなり、かつ生温くなっています・・・残念!なんで別添えにしないのでしょう。そうすれば絶品の一品になるのに・・・。
牛かつの添え物がキャベツの千切りだったの対し、こちらはレタスとパプリカのサラダ。フレンチとレッシングが掛かっています。野菜も新鮮で美味。
ピリ辛牛かつは不思議な食べ物でしたが美味しかったです。牛唐揚げポン酢は、基本的には美味しいのですが提供の仕方に改良の余地があるようです。
ご馳走様でした。
東京都葛飾区柴又4-8-11
03-3657-7135
11:30-14:00 17:00-23:00
※お伺いした日には11時から営業されていました。
月曜日休み
次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、ロシア・サンクトペテルブルク市です。