ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、中国福建省厦門（アモイ）市のコーヒーハウス『匯豊』です。
厦門は福建省南部に位置し
同省第二の都市
市区人口は３８０万人強
１９世紀半ばに対外開港され
以降茶葉の積出港として栄え
外国公館も多く存在していました
今回ご紹介する『匯豊』は
外国人租界があった鼓浪嶼にある
洋館を利用したコーヒーハウスです
鼓浪嶼は
厦門中心部の対岸５００ｍに浮かぶ
小さな島
橋やトンネルはなく
島への唯一の交通手段は
フェリーボート
島内には
往時の洋館が数多く残り
中国でも有数の観光地になっています
匯豊は
島の中心から徒歩１０分
閑静な高台に佇む洋館
１８７６年に建設された建物で
かつては『香港上海匯豊銀行』が
重役用のコテージとして使っていました
現在は
銀行の名前の一部を残した
コーヒーハウスになっています
館内はほぼ原形を残し
当時の英国人ハイソサエティの
生活を垣間見ることができます
どの部屋でも
お茶することができます
・・・こちらはリビングルーム
こちらは食堂
ゴージャスではありませんが
センスの良さが伺えます
シャンデリアが素敵な客間
中国風の絵が置かれ
華洋折衷の雰囲気です
客間の片隅には
古い蓄音機が
・・・マニア垂涎物です
どの部屋にしようか
迷いに迷いましたが
コロニアル風のバルコニーに決定
頂いたのは
グレープフルーツティと
ココナツケーキ
暑い盛りだったので
アイスティーに
２５元（約４３０円）
価格が変動していることもあります
場所代がかなり入っていますが
この雰囲気であれば
致し方ないかも
甘さが強いのですが
グレープフルーツの酸味と相まって
美味しかったです
ココナツケーキ
・・・とメニューに書いてありましたが
実態はクッキーです
２個で５元（約８０円）
お茶の値段からすると
相当安いですね
甘さ控えめ
ココナツの香り豊かで
とても美味
客は私一人
行き交う船の汽笛をBGMに
ゆったりまったり
美しい鼓浪嶼の景色を独り占め
至福の時間を
過ごすことができました
中国には
数えきれないほど行っていますが
こんなにゆったりしたのは初めてです
ご馳走様でした
匯豊
中華人民共和国福建省厦門市思明区鼓浪嶼鼓新路５７
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、メキシコ・テオティワカンです。