スピンオフ編~アイルランド ウォーターフォード市・ヴァイキングが造った見張り塔『レジナルドの塔』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、アイルランド・ウォーターフォード市の『レジナルドの塔』をテーマにします。

 

 

ウォーターフォード市は

首都ダブリンの南西100㎞に位置し

人口約5万人

同国で5番目に大きい都市です。

 

5番目の都市と言っても

東西に流れるシュール川の右岸に広がる

中世の面影を残すのどかな街で

高層ビルは殆どありません。

 

 

10世紀初めに

ヴァイキングが作った港町ですが

12世紀のノルマン征服時に

イギリス国王ヘンリー2世が

上陸した地として知られています。

 

シュール川沿いにある

『ヴァイキング・トライアングル』と呼ばれ一角は

ヴァイキングが上陸した地で

中世の教会や建物が立ち並ぶ

ウォーターフォード随一の観光スポットになっています。

 

『レジナルドの塔』は

ヴァイキング・トライアングルの先端に聳え

アイルランドに現存する中世の塔の中で

最も保存状態が良い歴史的建造物です。

 

 

11世紀初頭に

デーン人(ヴァイキング)の

レジナルド・マッキーバーが

要塞・見張塔として建てたもので

当初は木製でした。

 

要塞としての役割を終えた塔は

貨幣鋳造所、弾薬庫、牢獄と

その役割を変えて行きました。

 

現存する石造りの塔は

12世紀にノルマン人によって

建てられたものです。

 

 

現在は

ヴァイキング時代に関する

展示を行っている博物館として

一般公開されています。

 

展示室までは

狭くて急勾配の螺旋階段を上ります。

 

 

螺旋階段の壁は

ごつごつで

かなりラフな感じです。

 

 

階段途中の窓からは

美しいシュール川の流れを

一望できます。

 

 

展示室は

3階と最上階の4階に。

 

こちらは3階

中世の頃の街並みが

模型で再現されています

・・・現在とほとんど変わりませんが。

 

 

こちらは4階部分の展示

貴重な資料なのでしょうが

ヨーロッパ文明に

余り興味のない私には

猫に小判、豚に真珠。

 

 

4階とは言え

かなり急な階段を上って来ますので

休憩用のベンチも完備しています。

 

 

尖塔の部分は

こんな形に・・・

さほど古いものでないことが窺えます。

 

保護のためだと思いますが

なんとなく不粋な気がします。

 

 

レジナルドの塔は

これでおしまいですが

余談を。

 

私が泊まったB&B

街の中心から2㎞ほどにある

可愛らしい建物です、

 

 

小さな部屋ですが

シャワー完備。

 

朝食付きで30ユーロ(約3700円)

西ヨーロッパでは

宿泊費の安いアイルランドですが

それでも破格の安さでした

・・・朝食はアイリッシュブレックファストではなく

パンとコーヒーだけでしたが。

 

 

ウォーターフォードには

まだまだ素敵な処がありますので

日を改めてご紹介します。

 

Reginald's Tower

Quey, Waterford, Ireland

3月下旬~10月中旬 9:30-17:30

10月下旬~3月中旬 9:30-17:00

入館料 4ユーロ

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都渋谷区原宿です