スピンオフ編~東京都江東区清澄・レトロモダンな昭和の長屋『旧東京市営店舗向住宅』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都江東区清澄の『旧東京市営店舗向住宅』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

東京メトロ半蔵門線、都営地下鉄大江戸線

『清澄白河』。

 

 

『清澄通り』を門前仲町方面に向かうと

右側に周囲とは異なる

ちょっと不思議な光景が現れます。

 

関東大震災後の復興事業の一環として

旧東京市が1928(昭和3)年に建設した

店舗付き住宅です。

 

 

清澄通りに沿って約250mにわたって立ち並ぶ

鉄筋コンクリート造りの長屋。

 

築後90年以上経った今もなお

店舗兼住宅として

使用されているものも残っています。

 

こちらは一番北側

音楽教室になっています。

 

 

6軒長屋8棟

計48戸で構成されていますが

デザインはそれぞれ異なります。

 

こちらは前掲の

音楽教室2階の窓

縦長のヨーロッパ風のデザインが

印象的です。

 

 

元々は賃貸住宅でしたが

1953(昭和28)年に

居住者に払い下げられました。

 

それ以降

改装、増築が始まり

一部の住戸には3階も増設されています。

 

 

1階部分を大きく改装し

2階部分に往時の面影を残した

住戸が多く見られます。

 

 

こちらは

窓はサッシにしてしまったものの

その他の部分は当初のまま

・・・色に関しては分かりませんが。

 

 

こちらは

飲食店だったのでしょうか

・・・まだ営業しているかも・・・

1階部分は和風に改装されています。

 

 

しかし

2階を見上げると

建築当初の欧風な造りが残っています。

 

 

こちらが南端

長屋とは思えない

モダンな造りです。

 

 

凹凸のある外壁

たの住戸よりメリハリのあるデザイン

一部にはレリーフも施されています。

 

 

長屋というと

同じ大きさで同じ造り

そんなイメージがありますが

旧東京市営店舗向住宅は

48戸それぞれが

大きさ、造作ともに異なります。

 

著名な建築家の設計ではありませんが

そこはかとなく欧風のデザインを

取り入れた建物は

建築当時としては

かなりモダンな建物群だったことでしょう。

 

近隣にカフェなどが増えていることから

リノベーションしたうえで

レトロモダンな店が増えることも

期待されている処です。

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、アイルランド・ゴールウェイ市です。