スピインオフ編~東京都台東区浅草・12匹の小さな狸が待っています『たぬき通り』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都台東区浅草の『たぬき通り』をテーマにします。

 

 

浅草には

行きつけの寿司屋や居酒屋があり

よく足を運んでいます。

 

『新仲見世』や『雷門通り』は

観光客で混雑していますので

なるべく裏通りを歩くようにしています。

 

『サンボアバー』の前の小道もその一つ

新仲見世や雷門通りほどの混雑はありませんが

それなりに人が多いので

いつもはあたふたと

目的の店に向かって急ぎ足。

 

しかし

新型コロナウィルス騒動の影響で

人が少なかったため

先日はゆっくりと歩いてみました。

 

すると・・・・・・

サンボアバーの前に

おかしなものを見つけました。

 

 

小さな社のようなものに収められた

たぬき!

 

 

何なんっだろうと思いながら

少し進むと

『たぬき通りのご利益マップ』なる

案内図がありました。

 

 

この通りはこれまで

何百回と通っていますが

『たぬき通り』という名前だったとは

全く知りませんでした。

 

 

マップによれば

12体のたぬきがいて

それぞれにご利益があるとのこと。

 

ご利益を受けたいたぬきを見つけ

お腹をなでると成就するそうです。

 

物見高いは江戸っ子の常

・・・と言うか閑だったので

皆様へのご案内かたがた

最初から全部見ることにしました。

 

最寄駅は

東武スカイツリーライン、東京メトロ銀座線

都営地下鉄浅草線

『浅草』。

 

 

新仲見世に入り

『オレンジ通り』との交差点を左折します。

 

 

1本目の通りを右に曲がると

たぬき通りが始まります。

 

 

入口近くの左側にあるのが

『人情たぬき』。

 

対人関係でお悩みの方や

友情の絆を深めたい方に

ご利益があります。

 

私は友人、知人には恵まれているので

こちらはスルー。

 

 

人情たぬきの斜め前には

『大黒たぬき』が。

 

金運、商売繁盛、芸事の向上などに

ご利益があります。

 

貧乏人が分不相応の金を持つと

碌なことになりませんので

ここもパス。

 

 

大黒たぬきの斜め前

人情たぬきの隣

サンボアバーの前には

『開運たぬき』が。

 

必勝や発展祈願にご利益がある

浅草一の強運たぬきだそうです。

 

勝負事には縁が無いので

こちらもご遠慮しました。

 

 

開運たぬきの斜め前には

『天神たぬき』が。

 

浅草たぬきの中では

一番学識豊かで

学問の向上と合格祈願に

ご利益があります。

 

でも

菅原道真公のほうが

ご利益がありそうです。

 

 

天神たぬきの斜前には

『小町たぬき』が。

 

下町女の心意気で

和服の狸むすめが

身も心も美しくしてくれます。

 

これだ!

身も心も汚い私にピッタリ。

 

お腹なでてきましたが

今だ効果は現れていません。

 

 

小町たぬきの斜め前には

『大師たぬき』が。

 

厄払いや交通安全

健康維持、不老長寿、旅の安全に

ご利益があります。

 

旅好きですので

お腹をなでましたが

いつになったら旅を再開できるやら。

 

 

大師たぬきの斜め前には

『地蔵たぬき』が。

 

子宝祈願や子育てに

ご利益があります。

 

もう終わりましたので

御礼だけに留めました。

 

 

地蔵たぬきの斜め前には

『愛情たぬき』が。

 

縁結びが叶うそうです。

 

まだまだこれから

そう意気込んで

お腹をなでようとしましたが

妻が恐いのでやめました。

 

 

愛情たぬきの斜前には

『不動たぬき』が。

 

家内安全、火除け祈願に

ご利益があります。

 

これは大切です

何度もお腹をなでました。

 

 

不動たぬきの斜め前には

『招福たぬき』が。

 

幸せや福を招いてくれるとのことですので

心よりお願い致しました。

 

 

招福たぬきの斜め前には

『夫婦たぬき』が。

 

こちらが最後になりますが

ここだけ名前の通り二匹います。

 

浅草一仲の良いたぬきの若夫婦

夫婦円満にご利益があります。

 

もう少し優しくしてね

そんな願いを込めて

奥さんたぬきのお腹をなでました。

 

 

わずか50mほどの通りに

11か所12体の狸が・・・

でもなんで狸なのでしょう?

 

『たぬき通り商店街』のホームページによると

 

明治のころまで

浅草一体は藪野原で

たくさんの狸が住んでいました。

 

そこへ戊辰戦争の戦火を避け

上野の狸が逃げ込んで来ました。

 

双方の狸たちの間に

縄張り争いから睨み合いが始まり

合戦寸前になりました。

 

その時

浅草狸の長老『辰五郎たぬき』が

浅草狸たちに対し

平和を守ることや人の役に立つことの

大切さを諭しました。

 

浅草狸たちの荒れていた心に

温かい気持ちが生まれ

争いは回避されました。

 

その中の使命感を持った12匹が

人の役に立とうと一念発起し

仙人修行を積み

願掛け狸となりました。

 

そして

12匹の狸たちは

浅草の町の人々からも

慕われるようになったとのことです。

 

これが

たぬき通りのたぬき達の由来のようです。

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、鹿児島県鹿児島市です。