ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、台湾台南市の食堂『福記肉圓』です。
台南は
首都台北の南西約２６５㎞
人口１８９万人程度
清朝時代は
台湾の首府であり
政治・経済・文化の中心地でした
数多くの寺社仏閣がありますが
中でも１６６５年に創建された孔子廟は
台湾儒学発祥の地とされる重要な建物
『福記肉圓』は
孔子廟の横を走る
『府前路一段』に面した肉圓専門店です
台湾の小さな食堂には珍しく
騎楼の席だけでなく
屋内にもカウンター席があります
肉圓
２個入り、セロリのスープ付きで
４２元（約１５０円）
価格が変動していることもあります
彰化縣発祥の肉圓（肉員とも書きます）は
米やさつま芋の粉を練った皮で
豚肉を包み蒸した食べ物です
こちらの肉圓は
うるち米の粉を使っていますので
皮自体には甘味はありません
弾力に富んでいますが
餅とは異なる
独特の食感です
餡の豚肉は
挽肉ではなく
包丁で叩いたもの
ぎっしり詰まった肉団子状で
ボリュームもあり
歯応え、食感も最高
とろみがかった鰹出汁のソースは
味噌味にニンニク風味の甘辛
これは絶品です
肉圓に絶妙に絡み
想像を絶する美味さ
今思い出しても垂涎です
セロリのスープは
薄い塩味で
肉圓の味を邪魔しません
セロリの香りも強く
とてもいい感じです
・・・セロリＮＧの方には絶対に無理です
スープはセルフサービスで
飲み放題
セロリ嫌いの方に朗報
刻んだセロリを
後から入れるシステムで
スープにはセロリの香りはありません
朝食やおやつに最適の量
価格は手頃で味は最高
なんで日本にないのでしょう（？）
中華民国台南市中正区府前路一段２１５號886-6-215-
86-6-215-7157
6:30-18:00
不定休
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、韓国チョンジュ（全州）市です。