ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、台湾台南市の食堂『矮仔蝦仁飯』です。
台南は
首都台北の南西約２６５㎞
人口１８９万人程度
大都市ですが
中心部を少し外れると
長閑な光景が残っています
『矮仔蝦仁飯』は
台南駅の南西２㎞
『海安路一段』に面した食堂です
創業は
日本占領時代の１９２２年
１００年近い歴史を持つ老舗です
台湾ではよくあることですが
店内はキッチンのみ
客席はありません
客席は
騎楼に置かれたテーブル
１０人座れません
メニューは
飯物、おかず、スープ
種類は多くありません
こちらのカウンターで注文し
代金を支払います
オーダーシート方式ではありません
一番人気は『蝦仁飯』ですが
『親子丼』もあります
ちょっと気になります
私の注文は
一番人気の蝦仁飯に
『蛤仔湯』
蝦仁飯・・・５０元（約１７０円）
鰹出汁で炊いたご飯に
炒めた海老と葱を乗せたもの
価格が変動していることもあります
毎朝高雄の市場から仕入れる海老を
一つ一つ殻と背ワタを取り除く
丁寧な下拵え
醤油、砂糖、少量のスープで炒めます
プリプリの海老と少し焦げた葱が
絶妙にマッチし超美味
鰹出汁で炊いたご飯は
やや甘目の醤油味
日本人好みの味です
蛤仔湯・・・３０元（約１１０円）
小ぶりの蛤が６個入った
塩味のスープ
蛤の出汁が効いたスープに
ハリ千の生姜
美味いに決まっています
少々きつい塩味ですが
蝦仁飯の甘さで
うまく中和されます
テーブルに小さなお釜があります
まさか追い飯
興味津々
なんと沢庵でした
漬物NGですが
これは食べろと言われれば食べられます
後学のために
一かけ頂きましたが
甘いという以外にコメントできません
弁当の出前もやっているようで
蝦仁飯とスープを
大量に作っていました
海老ご飯と蛤スープで
３００円以下
信じられません
日本人には
余り知られていない
安くて美味しい穴場の店です
ごちそうさまでした
中華民国台南市西区海安路一段６６號
886-6-220-1897
8:30-19:30
火曜日休み
次回は、本日１５：００にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、タイ・バンコク市です。