スピンオフ編~東京都新宿区荒木町・かつての花街の粋をも感じる『津の守弁財天』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都新宿区荒木町の『津の守(つのかみ)弁財天』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

東京メトロ丸ノ内線

『四谷三丁目』。

 

 

『新宿通り』を四谷方面に100mほど行くと

『車力門通り』の入口に至ります。

 

 

この界隈は

『荒木町』と呼ばれ

江戸時代には

美濃国高須藩藩主

松平摂津守の上屋敷がありました。

 

明治維新以降は

料亭が軒を連ねる花街となり

現在もその面影を残しています。

 

 

車力門通りを100mほど進むと

沖縄バーと神社に挟まれた

細い路地が現れます。

 

 

路地に入り

道なりに進むと

『荒木町奥の細道』と呼ばれる

坂道があります。

 

 

坂の下にある小さな神社が

今回ご紹介する

『津の守弁財天』です。

 

 

『策(むち)の池』と呼ばれる

小さな池の畔に祀られた

小さな祠です。

 

 

徳川家康が鷹狩の時に

この池に注ぐ井戸で

乗馬用の策(むち)を洗ったことが

池の名前の由来です。

 

かつてはかなり大きな池で

東京でも有数の景勝地でしたが

都市開発の煽りを受け

現在のような小池になったそうです。

 

 

弁天祠は

古来池の畔の別に位置にありましたが

1956(昭和31)年に町の有志が

現在の位置に遷座再建し

かつての藩主の名を慕い

『津之守弁財天』のご神明で

町民の守り神として祀ったものです。

 

 

一風変わった形の灯籠

摂津守の兜を

模しているのでしょうか?

 

 

この賽銭箱は

頂けませんね

防犯上の対策なのでしょうが

もう少し考えた方がよいのでは?

 

 

賽銭箱のことはさて置いて

小さな太鼓橋を渡り

早速お詣りします。

 

 

岩に据えられた小さな祠

如何にも江戸の粋を感じる

素晴らしい風情です。

 

 

祠の扉には

対の鯱を施した金色の和錠が掛けられ

弁天様のご尊顔を

拝むことはできません。

 

 

傍らには

古いポンプ式の井戸が

・・・現役ではありません。

 

 

古井戸と太鼓橋と祠

情緒ある3ショットです。

 

 

地元の方以外には

ほとんど知られていません。

・・・私は母親の実家が近くだったもので・・・

 

景勝地だったころの面影はありませんが

四谷の花街の粋を

何となく感じることができる

不思議な場所です。

 

津の守弁財天

東京都新宿区荒木町10-9

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、台湾新竹市です。