スピンオフ編~中国深圳市・深圳の昔日を垣間見る『深圳博物館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、中国広東省深圳市の『深圳博物館』をテーマにします。

 

 

深圳市は

広州市の南東100㎞

香港に隣接し

現在の行政区人口は1250万人超。

 

超高層ビルが群をなす

中国有数の大都市ですが

50年ほど前までは

漁業と農業が中心の寒村でした。

 

 

今回ご紹介する

『深圳博物館』の最寄駅は

地下鉄2号線/4号線の

『市民中心』。

 

 

地下鉄から地上に出ると

目の前に

龍が空を飛翔するような

巨大な建物が現れます。

 

市政府などが入る複合ビル

『市民中心(センター)』です。

 

 

深圳博物館は

市民中心の一角に

2008年12月にオープンしました。

 

 

入口を入ると

巨大なアトリウムが広がり

それを囲む3フロアが

展示室になっています。

 

館内は

『古代の深圳』、『近代の深圳』

『深圳の民俗文化』、『改革開放前の深圳』

『深圳改革開放史』のホールに分かれ

深圳を中心とした広東省の歴史を

出土品や写真、模型などで

興味深い説明がなされています。

 

 

今回はその中でも

特に印象的だった写真を

何枚かご紹介します。

 

こちらは1950年代の

香港との境に近い場所です。

 

工場のようなものがありますが

現在の深圳からは

想像がつかない光景です。

 

1960年後半

初めて香港を訪れた際に

落馬州の展望台から見た深圳村は

まさしくこんな感じでした。

 

 

『羅湖駅』

香港と広州を結ぶ

『広九鉄路』の中国側の

入国審査が行われる駅でした。

 

日中国交正常化までは

一般の観光客が

越境することはできませんでした。

 

 

羅湖駅は

現在では『深圳』駅に変わり

新幹線の発着駅の一つになっています。

 

ちなみに

深圳駅に隣接する

地下鉄3号線の終着駅には

羅湖の名前が残されています。

 

 

『尖沙嘴』駅

広九鉄路の香港側の起点駅でした。

 

1975年以降

広州との列車は

北寄りの埋め立て地に建てられた

『紅碪』駅から発着しています。

 

旧尖沙嘴駅舎は

1977年に取り壊され

唯一時計台のみが

残されています。

 

 

清朝末期の阿片窟

東インド会社など西欧列強が持ち込んだ

阿片により中毒患者が

多く存在していました。

 

 

場所は明確にされていませんが

深圳市内の裏通りです。

 

 

『深圳市場』とされていますが

正確な場所は分かりません。

 

市民の服装から判断すると

1980代頃ではないかと

推測されます。

 

 

1990年代初頭の『東門老街』

深圳随一の繁華街です。

 

30年前でも

こんな状況だったのですね

でもマクドナルドがありますね。

 

 

現在の東門老街

昼夜問わず

市民や観光客で賑わっています。

 

正面にマックがありますので

前掲の写真はこの辺りだったのかも。

 

 

博物館には

この他にも興味深い展示が多くあります。

 

COVID-19が収まり

深圳に行かれる機会がありましたら

是非ご訪問してください。

 

深圳博物館

中華人民共和国広東省深圳市福田区福中路

市民中心A区

86-755-88125550

10:00-18:00

月曜日休み

入館無料

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都千代田区です。