スピンオフ編~東京都荒川区南千住・メジャーではありませんがちょっとした発見が『素盞雄神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都荒川区南千住の『素盞雄(すさのお)神社』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

JR常磐線、東京メトロ日比谷線、つくばエクスプレス

『南千住』。

 

 

駅のすぐ脇を

南北に走る『コツ通り』を

200mほど北上した

『日光街道(国道4号線)』との

交差点の角にある神社です。

 

余談

 

『コツ通り』という変わった名前は

江戸時代にこの辺りにあった

『小塚原(こつかっぱら)』処刑場に

由来しているというのが通説です。

 

しかし私が子供の頃は

地面を掘ると

処刑された罪人の骨が

たくさん出て来たので

『骨通り』と言われるようになったと

年寄りに脅かされたものです。

 

閑話休題

 

日光街道と高架の首都高

白壁の建物と鳥居

シュールなコントラストです。

 

 

神社に隣接する

この白壁の建物

神社の一部ではありません

何だと思います?

 

 

交番なんです。

 

南千住警察署

なかなか粋ですね

Good job!

 

 

またまた話が逸れてしまいましたが

そろそろ本題に入ります。

 

素盞雄神社は

795(延暦14)年の創建で

荒川区で最も古い寺社仏閣と言われています。

 

開祖『黒珍(こくちん)』は

飛鳥時代の呪術者

『役行者(えんのぎょうじゃ)』の弟子です。

 

 

宗教的な話になりますと

私には不案内な処が多々ありますので

別の観点からご紹介します。

 

鳥居をくぐると

右手に手水舎があります。

 

水神の龍から水が出る

よくあるデザインですね。

 

ご神水は

飲用可とのことですが

肝心の水が出ていません。

 

 

なんと

柄杓を近づけると

自動的に水が出て来ます。

 

 

創建時には

牛頭天王と飛鳥権現のニ神を

祭神としていましたが

明治初期に

素盞雄大神と飛鳥大神と

改名されました。

 

本殿は

二柱を祀る相殿になっていますが

こちら側には

素盞雄大神が祀られています。

 

素盞雄大神は

日本書紀や古事記などの

神話に登場する神。

 

天照大神の弟で

八俣大蛇を退治し

捕えられていた稲田姫を

助け出した勇敢な神とされています。

 

 

本殿前には

奇岩に彫られた

2頭の狛犬が。

 

右側を護るのは雄。

 

 

左側には雌がいますが

よく見ると子犬が・・・

3頭でファミリーということでしょうか?

 

 

本殿の左側には

神楽殿があります。

 

 

本殿の側面には

飛鳥大神が祀られ

その前にはご神木の大銀杏があります。

 

大銀杏の幹には

なにやら絵馬のようなのが

たくさん奉納されています。

 

 

この大銀杏は

『子育てのいちょう』と呼ばれ

幼子を持つ人々に

長く崇められています。

 

 

本殿の脇には

小さな庭が設営されています。

 

小さな橋は千住大橋

水は隅田川を表しています。

 

 

橋を渡ると

松尾芭蕉の石碑が。

 

実は

芭蕉の奥の細道は

この神社の近くにある

『千住大橋』から始まったのです。

 

 

面白い物を見つけました

伝統野菜『三河島菜』。

 

江戸時代のこの辺りは

田畑が広がる

大都市江戸の近郊農村で

三河島菜も特産品の一つでしたが

都市化の進展とともに絶滅しました。

 

近年

荒川区の有志により

復活、普及させようという動きが

広がっていますが

いまだ市場に登場するまでは

至っていないようです。

 

 

本殿の隣には

富士塚と浅間神社があります

・・・中に入ることはできません。

 

 

富士塚は

瑞光岩と呼ばれる奇岩で

素盞雄神社の祭神が

翁に姿を変え降臨した処とされています。

 

 

富士塚の頂上には

小さな社があります。

 

 

日光街道側の鳥居から抜けようとすると

大きな石碑をいくつか見つけました。

 

一番奥にある

ひと際大きい石碑は

『明治卅七八年戦役記念碑』

・・・と言うことは日露戦争?

 

 

よく見ると

『希典書』と刻まれています。

 

日露戦争の指揮官で

日本を勝利に導いた

乃木希典大将直筆です

・・・驚きました。

 

 

だからでしょうか

石碑を護っているのは

砲弾のようなオブジェです。

 

 

隣にある少し小さな石碑

こちらも著名な方の書?

 

 

『子爵渋沢栄一書』

日本の資本主義の父とも言われ

2024年に発行される

新1万円札の肖像になる

渋沢栄一翁の書でした。

 

 

都内に

神社が数多ある中

素盞雄神社は

あまり有名ではありませんが

ちょっとした発見もありました。

 

復路は

日光街道から千住大橋を渡り

京成線の『千住大橋』駅に

行く手もあります。

 

素盞雄神社

東京都荒川区南千住6-60-1

03-3891-0222

 

次回は本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、兵庫県神戸市です。