番外編~中国ハルビン市・百合飯包に百合根は入っていませんでした『嘉禾粥舗』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、中国ハルビン市の食堂『嘉禾粥舗』です。

 

 

ハルビン市は黒龍江省の省都

都市部人口は約590万人

中国最北端の大都市です

 

12~13世紀に

中国の北半分を支配した

女真族の『金王朝』発祥の地


 

今回ご紹介する『嘉禾粥舗』は

ハルビン中心部から南東に約25㎞

『北新路バスターミナル』のすぐ近くにあります

 

 

余談

 

バスターミナルから

南に約3㎞ほど行くと

『金太祖陵』があります

 

金を建国した

『完顔阿骨打』の陵墓で

1123年に建立されたものです

 

ちなみに17世紀になって

現在の遼寧省瀋陽で

同じ女真族が『後金王朝』を建国します

 

『金王朝』の後継者たらんとして

太祖『ヌルハチ』が命名しましたが

二代皇帝『ホンタイジ』が改名し『清王朝』となりました

 

 

閑話休題

 

嘉禾粥舗のファサードは

金太祖陵をイメージした訳ではないでしょうが

真っ赤でド派手

 

 

店内は打って変わって

白とベージュを基調とする

至ってシンプルな雰囲気です

 

 

 

そもそも何故この店を選んだのか

バスの車窓から見えた

『百合飯包』の字に惹かれたのです

 

『飯包』は中国語で『弁当』を意味します

よって百合根が入った弁当・・・

百合根好きが勝手に想像してしまいました

 

 

店の奥にあるカウンターには

お粥が3種類と

パック入りの豆乳が

 

 

その隣には

油条や饅頭が並んでいます

・・・どう注文すればよいのでしょう?

 

 

壁に掛けられた

メニュー板を見て安心

『百合飯包』がありました

 

板を指さし『1碗(イーワン)』

何とか通じましたが

どんな料理か若干の不安が・・・

 

 

小姐が冷蔵庫から

小さなボウルを次々と取出し

『要不要?』

 

『要』と応えた食材を

大きなボウルに入れ

温かいご飯と調味料を投入します

 

具材とご飯をへらで混ぜます

何となくビビパッのような感じ

その素早いこと

 

余りのスピードに

撮影が間に合いませんでしたが

出来上がったのがこちら

 

カップ麺のような器に入った

『百合飯包』

10元(約170円)

価格が変動していることもあります

 

 

カップには『dainty food』の文字が

中国の田舎の食堂で(失礼)

このワードを見掛けるとは!!!!!

 

 

私が『要』とした具材は

ソーセージ、パクチー、茹で玉子

ピーナツ、ポテト、油条

 

味付けは醤油のみ

シンプルですが美味

しかし百合根は見当たりません

 

 

魚肉ソーセージ

久々に頂きましたが

結構美味しいですね

 

 

色々な具材が混じり

不思議な美味しさを醸し出しています

しかし百合根は見つからない

 

店の小姐に質問しましたが

英語も日本語もNGで

全く埒が開きません

 

ホテルに戻り

英語を理解するスタッフに訊ねたところ

漸く解明しました

 

『百合』は花の百合ではなく

『百種類のものを合わせる』

転じて『色々なものを入れる』という意味に

 

即ち『百合飯包』は

色々な具材を入れた弁当

納得しました

 

嘉禾粥舗

中華人民共和国黒龍江省哈爾浜市阿城区北新路

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。過去の旅などで脳裡に焼き付いている街角の光景をご紹介します。テーマは、埼玉県さいたま市です。