スピンオフ編~中国福建省厦門市・1000年古刹の裏山からの絶景『南普陀寺』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、中国福建省厦門(アモイ)市の『南普陀寺』をテーマにします。

 

 

厦門市は福建省第二の都市

都市部人口167万人。

 

台湾海峡に面した美しい街ですが

台湾に所属する

『小金門島』との距離はわずか5㎞で

軍事的に緊迫した時期もありました。

 

 

『南普陀寺』への最寄駅は

地下鉄1号線の『鎮海路』。

 

 

駅から徒歩30分弱

厦門大学の前に正門があります。

 

 

正確な創建年は不明ですが

唐代に開山され千年以上の歴史を持つ

厦門屈指の名刹です。

 

 

創建当初は

『泗州寺』という寺号でしたが

浙江省舟山群島にある

中国四大仏教名山の一つ

『普陀山』の南に位置することから

いつしか『南普陀寺』と呼ばれるようになりました。

 

 

敷地面積は3万㎡以上あり

天王殿、大雄宝殿、大悲殿、蔵経閣などが並んでいます。

 

こちらは大悲殿

1930年に再建された建物

八角形三層の屋根が特徴的で

釘は一本も使われていません。

 

 

大悲殿に祀られているのは

千手千眼観音菩薩像

一般的には千手観音として

知られています。

 

 

蔵経閣には階段があり

なにやら多くの参拝者が

上り下りしています。

 

 

階段を上り切ると

寺院の裏手に聳える

『五老峰』への登山道が始まります。

 

 

高さは約190mですが

なかなか手強そうです。

 

 

五老峰には

摩壁刻石がいくつかありますが

最初に現れるのが『心即是佛』と彫られた岩。

 

その右手では

多くの方が手を合わせています。

 

 

皆さんの先にあったのは

摩壁刻石の中でも

ひと際大きな『佛字岩』。

 

縦4.5m、横3.3mの『佛』の字は

清代の僧侶が書いたものです。

 

ちなみに

『佛』という字は

人が曲がりくねった道程を超えて

仏になれることを表しているそうです。

 

 

道はさらに険しくなり

岩と岩に挟まれた

狭い切通しもあります。

 

 

中腹には

厦門の街を見下ろす

小さな宝塔があります。

 

もうこの辺でいいかな

などと弱音を吐きそうになりましたが

気を取り直しました。

 

 

山の傾斜が急になり

登山道も

ジグザグの石段になります。

 

 

凄い光景ですね

奥に見える人間と比較すると

いかに巨大がお分かり頂けると。

 

山頂から落ちてきて

ここで止まったのでしょうか?

 

 

登り始めて約30分

ようやく山頂の四阿に。

 

 

信心と言うよりも

この光景を見たくて

登り続けたのです。

 

 

西に少しだけ目を向けると

厦門のランドマークとも言える

『海峡世茂大厦』のツインタワーが。

 

こちらは

日本の森ビルが建てたものです。

 

 

暑い最中の登り道

何度か挫折しそうになりましたが

何とか登り切り

観音様のご利益に預かったような

気にもなりました

・・・多分勘違いですが。

 

南普陀寺

中華人民共和国福建省厦門市思明区南路515号

86-592-2086586

4:30-20:00

年中開放

参拝無料

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都江戸川区です。