スピンオフ編~東京都台東区松が谷・この神社がなければAKB48もいなかったかも『秋葉神社』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京台東区松が谷の『秋葉神社』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

東京メトロ日比谷線

『入谷』。

 

 

駅から徒歩10分

ビルの狭間に

ひっそりと鳥居が見えます。

 

 

秋葉神社は

全国に点在する神社で

神社本庁傘下だけでも約400社あり

その他のものも含めると

1000社を優に超えると言われています。

 

 

明治の初めに

東京に火災が頻発したため

1870(明治3)年

明治天皇の下命により

皇居内の紅葉山から鎮火三神を奉還し

火災鎮護の神社として

現在のJR秋葉原駅がある地に創建されたのが

この神社の起源です。

 

 

全国の秋葉神社のほとんどの祭神は

火防(ひぶせ)の神として

広く信仰された『秋葉大権現』です。

 

しかし

こちらの秋葉神社の祭神は

火の神『火産霊大神(ホムスビノオオカミ)』

水の神『水波能売神(ミヅハノメノカミ)』

土の神『植山比売神(ハニヤマヒメノカミ)』の三神で

秋葉大権現ではありません。

 

 

本殿はガラス戸で閉ざされ

通常は立ち入ることができません。

 

 

創建当初は『鎮火社』という名でしたが

市民の多くは火防の神社ということから

秋葉大権現が勧請されたと誤解し

『あきば様』、『あきばさん』と呼んでいました。

 

それに伴い

社域である周辺の地を

『秋葉の原(あきばのはら)』

『秋葉っ原(あきばっぱら)』

そう呼ぶようになり

秋葉原の地名の由来になりました。

 

 

鎮火社は

1988(明治21)年

秋葉原駅の開業に伴い現在の地に移転し

1930(昭和5)年には秋葉神社に改名されました。

 

秋葉大権現の『秋葉』は『あきは』と読み

全国の秋葉神社のほとんどが『あきは神社』であるのに対し

こちらの秋葉神社は『あき神社』と読みます。

 

秋葉を『あきば』と発音するのは

ひと昔前の東京の下町訛りです。

 

確かに私が子供の頃は

近所のお年寄りたちは

秋葉原を『あきばはら』と言っていました。

 

今では

『あきばはら』と言う人は

ほとんどいなくなりましたが

省略する時は私も

『あきは』よりも『あきば』と言いますね。

 

 

よくよく考えると

この神社がなかったら

AKB48も存在していなかったのですね。

 

秋葉神社

東京都台東区松が谷3-10-7

※同じ台東区の台東4丁目にも『秋葉神社』がありますが無関係です。

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、台湾・台中市です。