スピンオフ編~東京都台東区谷中・古き良き下町の商家を感じる『旧吉田屋酒店』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都台東区谷中の『旧吉田屋酒店』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

東京メトロ千代田線

『根津』。

 

 

『言問通り』を

鶯谷方面に10分程歩くと

素敵な2ショットが

左側に現れます。

 

手前が人気の喫茶店

カヤバ珈琲』。

 

 

いつも

谷根千散歩の観光客で

行列ができています。

 

 

カヤバ珈琲の向かいにあるのが

『旧吉田屋酒店』です。

 

 

上野公園の中にある

台東区立下町風俗資料館』の

付設展示場になっています。

 

本館は有料ですが

こちらは参観無料。

 

 

現在の谷中6丁目で

江戸時代から酒屋を営んでいた吉田屋が

1910(明治43)年に建てた建物で

1986(昭和61)年に同店が改築する際に

台東区に寄贈され

現在の地に移築復元されました。

 

店の横にある白い洋風の建物は

昭和に入ってから

建築時の古い倉庫を建て替えたもの。

 

展示スペースの関係もあり

移築復元されたのは

木造の店舗及び住居部分だけです。

 

 

入口の軒には

一枚板の立派な看板が

掲げられています。

 

 

屋根を見上げると

雨樋や瓦に

吉田屋のロゴマークが

施されています

・・・下町の粋ですね。

 

 

中に入ると

正面中央には帳場が

・・・昔は客を立たせても

主人や番頭は座っていたのですね。

 

 

帳場には

五珠のそろばん、墨と硯、引出しなどが

昔のまま展示されています

・・・この部分に上り酒屋の主人の気分を

味わうこともできます。

 

 

左側には商品陳列棚が

・・・各ブランドの甕などが置かれています。

 

 

昔のビール瓶や徳利など

珍しいものも多く展示されています。

 

 

一斗壜なんてあったのですね

一升壜10本分

実際に見ると迫力あります

・・・とても飲み切れませんが。

 

 

量り売りもされていたようです

・・・『高松屋』、『大熊屋』

飲み屋の店名でしょうか?

 

 

この台貫秤は

量り売り用でしょうか?

・・・ちょっと違うような気もしますが・・・

 

 

お燗器

初めて見ました。

 

蛇口が付いているのを見ると

直接酒を入れていたのでしょうね。

 

 

2階には

住み込み店員用の3畳と8畳の部屋があり

常時5~6人が寝起きしていたそうです

・・・参観はできません。

 

 

商家らしく

大きくて立派な熊手が

飾られています。

 

 

しめ縄を張った神棚

今では見かけなくなりましたね。

 

 

半纏を羽織って

記念写真が撮影できます

・・・外国人に人気のようです。

 

 

入口には

シャッターの原型とも言える

『揚げ戸』が設けられ

閉館15分前には

下ろす作業を見ることができます。

 

 

完全に下りると

こんな感じになります。

 

 

庭には

古いポンプ式の井戸があります

何かモダンなデザインですね。

 

 

店の横には

住居部分の入口が・・・

子供の頃こんな家が近所にありました

・・・我家はこんな立派な家では

ありませんでしたが。

 

 

大きな施設ではありませんので

30~40分あれば

充分に見学できます。

 

ボランティアの方も常駐していて

面白いお話しを伺うこともできます。

 

スケジュール的に可能であれば

午後4時頃に入館し

揚げ戸を下ろす作業を

ご覧頂くことをお薦めします。

 

旧吉田屋酒店

東京都台東区上野桜木2-10-6

03-3823-4408

9:30-16:30

月曜日休み

入館無料

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、台湾嘉義市です。