スピンオフ編~アイルランドコーク市・アイリッシュトラッドライブ『SIN E』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、アイルランド・コーク市のライブハウス『SIN E』をテーマにします。

 

 

私は

ヨーロッパの国々の

半分以上を旅したことがありますが

現在ではさほど興味を持っていません。

 

そんな私が

3週間アイルランドを旅した理由は

パブなどで

アイリッシュ・トラッド音楽のライブを聴くこと。

 

毎晩・・・時には昼から

ビールを飲みながら

ライブを堪能しましたが

中でも素晴らしかったのは

コーク市のパブ『SIN E』でのライブ。

 

ゲール語では

『シネー』と発音します。

 

 

コーク市は

アイルランド南部

マンスター州の中心都市。

 

首都ダブリンに次ぐ

アイルランド第2の都市です。

 

・・・と言っても人口12万人強

市街地はリー川を挟んで

南北1.5km、東西2kmの

コンパクトな街です。

 

 

中世の面影が残るコーク市は

アイルランドの学術・文化の中心地

コーク都市圏の人口の10%が学生

1200人に1人が博士課程の学生と言われています。

 

 

市内には

何軒もパブがあり

夜ごとライブを聴くことができます。

 

1978年に開店した

『SIN E』はその中でも

地元の方に絶大な人気があります。

 

薄暗い間接照明の店内

これだけで気持ちがワクワクしてきます。

 

 

ミュージシャンのポスターや写真が

壁一面に貼られています。

 

でも

中央の大きなポスターの

The Specialsは

イングランド出身の2トーンスカバンド

アイリッシュ・トラッドとは関係ありません

・・・まっ、いいか。

 

 

客の大半は地元の方

ビール片手に話をし

音楽を聴きながら

サッカーの試合を楽しむという

マルチな楽しみ方をしています。

 

ライブは

18:30から閉店までノンストップで

・・・日曜日は17:30~。

 

 

この日のバンドは

フィドルを中心に

ギターと管の3ピース。

 

 

イケメンのフィドラー

物凄いテクニックでした。

 

リール、ジグ、ワルツ

時にはアップテンポで

時にはゆったりと

とにかく魅了されました。

 

 

ギタリストも

なかなかのテクですが

インストの曲ではサポートに徹していました。

 

何曲かボーカルを取りましたが

美声でした

 

 

管の彼は

基本的にフルートを演奏していましたが

何曲かでティンウィッスルも

吹いていました。

 

ティンウィッスルが印象的だったのですが

聴き惚れてしまい

写真撮るのを忘れていました。

 

 

余りの素晴らしさに

翌晩も行きました。

 

この日は何と

イーリアン・パイプスが加わっていました。

 

 

イーリアン・パイプスは

バグパイプの一種で

ハープと並び

アイルランド音楽において

最も古くから用いられてきた楽器です。

 

複雑かつ哀愁を帯びた音色で

私が最も好きな楽器です。

 

スコットランドのグレート・ハイランド・パイプスは

演奏者の呼気で

革袋に空気を送り込みますが

イーリアン・パイプスは

肘に取り付けられたフイゴを用います。

 

グレート・ハイランド・パイプスと

音質は似ていますが

音量が小さいことと

音を止めることができるため

室内で他の楽器と合奏することができます。

 

 

この晩のイーリアン・パイプスのプレーヤーは

この旅で聴いた中でも

最高の奏者でした。

 

CDやコンサートホールで聴く

アイリッシュ・トラッドとは

一味も二味も違うライブ

また行きたくなります。

 

SIN E

8 Coburg Street, Cork, Ireland

353-21-4502266

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、東京都荒川区です。