スピンオフ編~中国瀋陽市・金融に興味がなくても楽しめます『瀋陽金融博物館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、中国遼寧省瀋陽市の『瀋陽金融博物館』をテーマにします。

 

 

瀋陽市は遼寧省の省都

都市部人口約400万人

東北地方最大級の都市です。

 

中国最後の王朝となった

清(建国時は後金)発祥の地で

1644年に北京に遷都されるまでは

首都でした。

 

1912年に清王朝が滅亡し

中華民国が建国されると

軍閥政治家で北洋軍閥奉天派の

張作霖・学良親子の本拠地となりました。

 

こちらは

息子の張学良です。

 

 

今回ご紹介する

『瀋陽金融博物館』の最寄駅は

地下鉄1号線の『中街』。

 

 

駅から徒歩10分

朝陽街に面した

西洋風の建物の中にあります。

 

元々は

張作霖が1930年に建設した

『辺業銀行』

英文では『The Frontier Bank』。

 

床面積7440㎡

ビルの主体部分は4階建てで

正門には6本の巨大な

イオニア式の門柱が施されています。

 

 

博物館は

『金融テーマパーク』、『貨幣の歴史』

『金融発展史』、『交流展示』の

4つのパートに分類されています。

 

まずは

入口を入ると

なにやら古めかしい服装の人達が。

 

こちらは

一般顧客用のフロアだったホールを利用した

『金融テーマパーク』です。

 

 

よく見ると蝋人形です

中国では一般的な展示方法です。

 

銀行窓口で手続きする人

呼び出しを待っている人などなど

当時の銀行の様子が

手に取るように分かります

 

機械化された

現代の銀行と比べると

のんびりしているような

・・・でも実際には

熾烈で過酷な時代でした。

 

 

フロアの奥には

スーツを着た二人が。

 

支店長とその部下

叱られているのでしょうか?

 

書類を床に落とし

あせっているようです。

 

 

金融テーマパークを出ると

重厚な廊下が続きます。

 

この廊下を見るだけでも

この博物館を訪れる

価値があると思います。

 

 

『貨幣の歴史』コーナーでは

中国史上の貨幣が展示されています。

 

 

出来上がった貨幣を

眺めているのは

清朝の皇帝でしょうか?

 

 

『金融発展史』コーナーのアプローチは

金色の大きな立像が

祀られた部屋。

 

 

商売の神様といえば

三国志演義に登場する

『関羽』です。

 

係の女性に

『Guan Yu (関羽)?』

尋ねたところ

『No』との返事。

 

『Who is he?』に対しては

『I don’t know』

・・・結局誰だか分からずモヤモヤ

でも関羽だと私は思います。

 

 

奉天(現在の瀋陽)にあった

金融関係の建物の模型も

いくつか展示されています。

 

こちらの3つは日本関係で

手前は『朝鮮銀行奉天支店』

奥左は『東洋植拓会社奉天支店』

奥右は『横浜正金銀行奉天支店』です。

 

 

建物の一番奥には

地下に通じる階段が。

 

 

重厚な扉の金庫

ここで紙幣や硬貨を

保管していたようです。

 

 

貨幣の運搬は

馬車で行っていたようです

・・・現代より治安が悪かった時代ですから

軍隊でも随行したのでしょうか(?)。

 

 

『交流展示』コーナーは

見つかりませんでした。

 

金融関係に興味がなければ

つまらないと

思われるかもしれませんが

意外と面白いですよ。

 

瀋陽金融博物館

中華人民共和国遼寧省瀋陽市瀋河区朝陽街240号

86-24-24870509

8:30-17:00

月曜日休み

入場料30元

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、オーストラリア・キャンベラ市です。