スピンオフ編~東京都品川区・水琴窟の水音も楽しめる『品川歴史館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットなどをご紹介します。今日は、東京都品川区の『品川歴史館』をテーマにします。

 

 

最寄駅は

JR京浜東北線

『大森』。

 

 

北口から

池上通りを大井町方面に

徒歩10分ほど

鹿島神社の隣にあります。

 

 

1985(昭和60)年に

郷土資料の保存と活用

区民文化の向上を目的に開館しました。

 

1階展示室(1)では

東海道第一番目の宿場として栄えた

品川宿のジオラマや

大森貝塚などに関する展示が。

 

 

展示室(2)では

品川区に関連する企業が

1950~60年代に製造、発売した

家電製品がいくつか展示されています。

 

こちらは

1953(昭和28)年に

松下電器産業(現パナソニック)製の

『撹拌式電気洗濯機』。

 

蓋には

当時のブランド名であった

『ナショナル』の文字があります。

 

この数年後の1950年代後半には

白黒テレビ、電気洗濯機、電気冷蔵庫が

『三種の神器』と呼ばれ

その普及とともに

国民の生活が豊かになりました。

 

 

1955(昭和30)年に東芝が発売した

『自動炊飯器』の第1号。

 

スイッチ一つでご飯が炊けるこの製品は

主婦の台所仕事に

大きな変革をもたらしました。

 

 

1963(昭和38)年にソニーが発売した

『マイクロテレビ』。

 

各家庭にテレビが普及し

持ち運べる2台目のテレビとして

人気があったそうです

・・・我が家にはなかったなぁ~。

 

 

同じく1963(昭和38)年に

キャノンが発売した『8ミリカメラ』。

 

このカメラの普及により

子供の成長などを

簡単に動画を撮影できるようになりました。

 

ただし

フィルムや現像(・・・今や死語ですが)の価格が

結構な値段だったため

各家庭に1台という訳には

いきませんでした。

 

 

こちらは超レアものです

品川区にあった家庭映写機株式会社が

独自に開発し

1930年代に発売した

『家庭用映写機レフシー』。

 

 

レフシー紙という反射式の紙製フィルムに強い光を当て

反射した光をレンズを通して

スクリーンに投影する仕組みです。

 

フィルム送りは電動ではなく

手回しのハンドルで行います。

 

パラパラ漫画の原理を応用したのでしょうか?

実際に作品の多くは漫画だったようです。

 

 

『コリントゲーム』

右下から棒で玉を付き

穴に入れて点数を競うゲーム。

 

1930年代に大流行したそうですが

私の子供の頃にも人気がありました

・・・もちろん1930年代ではありまんよ。

 

 

館の外には

広くはありませんが

瀟洒な庭があります。

 

 

 

庭の一角に水琴窟があります。

 

水琴窟は

庭の手水鉢や蹲踞などの近くに

小さな洞窟を造り

その中に水滴を落として

水音を洞窟の壁面に反響させ

地上に漏れてくる幽かな響きを楽しむ装置です。

 

 

ひしゃくですくった水を

水琴窟に注ぎ

耳を澄ますと

幽玄な音色を楽しむことができます。

 

 

訪れたのは9月中旬

曼殊沙華が花咲いていました。

 

 

色々な時代の品川を

興味深く知ることができ

そして

水琴窟の美しい水音も楽しめる

素敵な施設でした。

 

品川区歴史館

東京都品川区大井6-111

03-3777-4060

9:00-17:00

月曜日及び祝日休み

入館料100円

 

次回は、本日15:00にオンストリート編。旅をした国々の街角の光景をご紹介します。テーマは、ロシア・サンクトペテルブルグ市です。