番外編~中国厦門(アモイ)市・沙茶麺を堪能『芋包嫂』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は番外編、ビーフカツからは離れます。テーマは、中国厦門(アモイ)市の『芋包嫂』です。

 

 

厦門(アモイ)市は

人口約190万人

福建省第2の都市です

 

アヘン戦争以降

西洋列強に開港され

貿易港として栄えた町

 

古い洋館と

近代的な高層ビルが

交錯しています

 

 

今回ご紹介する『芋包嫂』は

厦門の下町で

80年以上続く老舗です

 

最寄駅は

地下鉄1号線

『鎮海路』

 

 

駅から徒歩15分

『騎楼』と呼ばれる

華南特有の街並みが現れます

 

 

大学路と呼ばれる

この通りに面した

小さな店です

 

 

歩道に接して

直に厨房と客席が

・・・扉はありません

 

 

厨房の中にいる小姐に

直接注文し

代金を支払います

 

 

この店の名物は

店名の由来にもなっている

タロイモで作った芋餅

 

 

芋餅にも惹かれたのですが

厦門でどうしても頂きたかったのが

沙茶麺

 

平目などの魚介類をベースにした

華南や台湾でポピュラーな

沙茶醤を使った汁そばです

 

沙茶醤の発祥は

広東省の潮州と

言われていますが

 

インドネシアの串料理

サテに使われている

ソースがルーツだという説もあります

 

インドネシア語で串を意味する

『サテ』が訛って『沙茶』になった(?)

これも納得です

 

 

ルーツ談義はともかく

沙茶麺を発注

好みの具をトッピングします

 

 

まず選んだのは

地元特産の牡蠣

ちょっと小ぶりです

 

 

実は

大のワンタン好き

当然チョイスしました

 

 

こちらが完成品

厦門ではイートインでも

使い捨て容器が多いのです

 

 

真ん中には

おろしニンニクが大量に

これがいいアクセント

 

牡蠣もワンタンも

ごろごろ入っています

これで20元(約340円)は安い!

価格が変動していることもあります。

 

 

こちらが

沙茶醤を使ったスープ

胡麻とピーナツの香りがします

 

かなり辛いのですが

魚介の旨みがにじみ出て

やみつきになる味です

 

 

麺は中太のストレート

腰が強く、甘みを感じ

スープに負けていません

 

 

プリプリの牡蠣は

予め片栗粉をまぶし

湯通ししているようです

 

片栗粉が

徐々にスープに溶けて

とろみをつけます・・・美味!

 

 

ワンタンの皮はツルンツルン

肉がぎっしり詰まっていて

感涙にむせぶ味

 

 

あまりの美味さに

一瞬のうちに完食

さすがにスープは飲み干せませんでした

 

 

広州や上海などでは

『沙茶麺』を見かけることは

ありませんでした

 

厦門特有の麺なのですね

本当に美味しかったです

ごちそうさまでした

 

芋包嫂

中華人民共和国福建省厦門市思明区大学路91-105号

 

次回は、明日12月22日(土)に番外編。東京都北区王子の『勝八』をテーマにします。