スピンオフ編~東京都台東区・大人でも楽しめる『国際子ども図書館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、東京都台東区の『国際子ども図書館』です。

 

 

最寄駅は

JR各線

『上野』。

 

 

上野駅公園口より徒歩10分

上野公園の北端

国立博物館の隣にあります。

 

 

国立国会図書館の支部図書館で

2000(平成12)年に

日本初の児童書専門の

国立図書館として設立されました。

 

建物は

レトロなレンガ棟と

モダンなアーチ棟で

構成されています。

 

レンガ棟は

1906(明治39)年に

上野公園内に建設された

帝国図書館を受け継いだもの。

 

 

建物の外観は

東京都選定歴史的建造物に選ばれており

明治以来の風合いを

できる限り残すよう

保存、復元されています。

 

 

一方

アーチ棟は

2015(平成27)年に竣工したもので

ガラス張の近代的なデザイン。

 

 

アーチ棟とレンガ棟の結合部には

ほんの少しだけレンガ棟の屋根が見え

不思議なコントラストを

醸し出しています。

 

 

入口はレンガ棟にあり

アーチ棟を連想させる

デザインです。

 

ルーブル美術館の

ピラミッドを意識しているのでしょうか?

 

 

入口を入ると受付が

こちらもアーチ棟風ですが

すぐ先に

レンガ棟の外壁が迫っています。

 

 

レンガ棟に入ると

明治期のインテリアの中でも

最もダイナミックな空間とされている

大階段が。

 

 

1階の床から天井まで

約20mの吹き抜けの回りを

鋳鉄製の手摺りのついた階段が

取り囲んでいます。

 

 

階段自体も

鉄でつくられています。

 

 

大階段と

2階、3階の廊下との間には

分厚いケヤキ材の扉が。

 

これらの扉は

創建当時から残るものを

補修調整し

再利用されています。

 

 

 

各階には

閲覧室、展示室、調べもの室などがありますが

一部を除いて撮影禁止。

 

こちらは

児童書ギャラリーですが

内部の撮影はできません。

 

 

3階にあるホールは

撮影可。

 

昔は閲覧室だったそうですが

現在では

児童のための音楽会などの

イベントに利用されています。

 

 

1階のアーチ棟との境界には

軽食や飲み物を頂ける

カフェテリアがあります。

 

 

屋外のテラス席も

利用できます。

 

陽だまりの中

斬新なデザインの

アーチ棟を見ながら

ゆったりと過ごすのも一興です。

 

 

建物の外に出ると

モニュメントが。

 

 

モニュメントの台座には

どこかで見たことのある

プロフィールが。

 

小泉八雲

ラフカディオ・ハーンです。

 

ダブリンで訪れた

ハーンが幼少時代を過ごした家を

思い出しました。

 

 

何故このモニュメントがここにあるのか

裏に説明書きがありました。

 

詩人土井晩翠の長男で

東北帝国大学(現東北大学)在学中に病没した

土井英一が遺言で

欧米への日本紹介に貢献した

ラフカディオ・ハーンの記念碑建設を希望したため

父晩翠らにより

1935(昭和10)年に建立されたとのこと。

 

分かったような

分からないような由来です。

 

 

博物館、美術館が林立する

上野公園の中で

目立った存在ではありませんが

建物を見るだけでも

価値はあると思います。

 

国立子ども図書館

東京都台東区上野公園12-49

03-3827-2053

9:30-17:00

月曜日、祝日(子供の日を除く)、第3水曜日、年末年始休み

 

次回は、明日11月30日(金)に番外編。中国瀋陽市の麺専門店『溥飪麺館』をテーマにします。