スピンオフ編~大阪府堺市・河口慧海が学んだ寺子屋『清学院』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

現在、3週間の予定で中国を旅しています。今回は、広州~深圳~厦門~福州~上海。安宿に宿泊しているためインターネット環境は良くありません。『いいね』やコメントバックができないこともありますのでご理解ください。記事は、日本で書き溜めてありますのでいつものように毎日アップされます。

 

本題に入る前に少しだけ近況を。

昨日、福建省の厦門(アモイ)から福建省の省都福州にやって来ました。市の中心にある『三坊七巷』という観光ストリートで修景したスターバックスを発見。

 

 

コーヒーを飲むつもりだったのですが可愛い小姐にハロウィーン・フラペチーノを薦められ、ちょうどハロウィーンデイだったので柄にもなくオーダーしてしまいました・・・なんでいい歳したおっさんにそんなもの薦めるねん・・・また関東人のいい加減な大阪弁のつっこみが蘇ります。日本のハロウィーンバージョンとはかなり異なりシンプルです。

 

 

抹茶のフラッペの下にあったのはチョコレートドリンクでした。甘くてきつかったです・・・やはり、おっさんにハロウィーンは似合わない!

 

 

それでは本題に入ります。

 

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編。ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、大阪府堺市の『清学院』です。

 

 

最寄駅は

南海電鉄本線

『七道』。

 

 

駅から徒歩5分

北旅籠町1丁の路地に面し

国の有形文化財に

登録された建物です。

 

 

1689(元禄2)年の『堺大絵図』には

『山伏清学院』の名で描かれ

修験道の道場だったそうです。

 

 

風情ある門をくぐると・・・

 

 

玄関を兼ねた土間があり

清学院の成り立ちなどが

パネルで説明されています。

 

 

土間には

畳敷きの座敷が

2部屋続いています。

 

 

障子の上には

山伏が使った

弓や鎗が。

 

 

奥の部屋は

何やら勉強部屋の趣き。

 

江戸後期から明治初期にかけて

『清光堂』の名で

寺子屋として使われていました。

 

北旅籠町で生まれ

仏典を求めて

日本人で初めてヒマラヤ山脈を越えて

チベットに入った

河口慧海(1866年~1945年)も

ここで学んでいました。

 

 

今で言うところの教壇

ここで相対での授業が

行われたのですね。

 

生徒用の

そろばんや硯が小さいのが

面白いですね。

・・・当たり前なのですが・・・

 

 

教室の脇には

美しい庭があります。

 

小さな空間ですが

心が和みます。

 

 

教室の奥には

修験道の道場であった頃の名残の

不動堂が。

 

撮影禁止と聞いていたのですが

許可して頂きました。

 

 

建物における位置関係では

門の左手にあります。

 

 

屋外には

井戸も残っていますが

江戸時代のものでは

ありませんね。

 

 

資料類の撮影はできませんが

貴重なものが展示されています。

 

特に

河口慧海に関するものが

興味深かったです。

・・・実は、慧海が堺生まれだったことを

知りませんでした・・・

 

帰り道

七道の駅に戻ると

駅前広場に銅像が。

 

往路では気付きませんでしたが

河口慧海でした。

 

 

清学院

大阪府堺市堺区北旅篭町1丁3-13

072-228-7198(堺市文化部文化財課)

10:00-17:00

火曜日(ただし祝日の場合は翌日)、年末年始(12月29日~1月3日)休み

入館料100円

(中学生以下、65歳以上の方、障害のある方とその介護者は無料)

 

次回は、明日11月2日(金)に番外編。中国天津市の『誠基兄弟桂林米粉』をテーマにします。