ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、東京都台東区柳橋の『洋食大吉』です。
最寄駅は、都営地下鉄浅草線/JR総武線の『浅草橋』。浅草線のA6出口から徒歩2~3分。
柳橋と言えば昔は粋な街でしたが、今ではビルばかり。往時面影は全くありません。洋食大吉もマンションの地下にあります。
ショーケースにだけは下町風情を残そうという店の心意気を感じます。
店内は、『THE下町の洋食屋』。最近はこういう店が少なくなりました・・・残念です。
ディナータイムには酒肴も充実しています。しかも安い!
ということで、まずはビールから。
アルコールで馬鹿舌が麻痺する前にビーフカツを頂きます。ビーフカツはディナータイムのみの提供。単品・税込1800円。
価格が変動していることもあります。
サーロイン160g程度がミディアムレアに揚げられています。
サーロインを揚げたビーフカツは、脂濃くあまり美味でないという先入観があるのですが、こちらのは違います。程よい甘さの脂身はしつこさがなく、非常に美味しいビーフカツに仕上がっています。
デミグラスソースは甘さ控え目、下町の洋食屋の王道を行く味です。
添え物のパスタは、細目のフジッリ・・・細い螺旋状のパスタをフジッリといっていいかどうかは、私の知識の中にはありませんが。美味しいのですが、余りにも胡瓜に寄り添い過ぎて仄かに奴のにおいがするのが残念です。
ビーフカツを堪能した後は、サラダから。じゃこの和風サラダ。美味しいのですが、釜揚げしらすではなくカリカリのじゃこだともっと美味しくなると思います。
茄子と挽肉の辛味噌炒め。何故か洋食屋で中華。でも滅茶苦茶美味しいです。
じゃがいもの明太マヨネーズ焼き。ビールが進みます。
〆は、スパゲティミートソース。正確に言えばフェデリーニですが、下町ではそんな面倒なことは気にしません。もちろんアルデンテではありません。ミートソースは、少し甘目。パステリアのボロネーゼではなく洋食屋のミートソース・・・最高です。
周囲はビルばかりになってしまいましたが、下町の粋と味を感じることができる洋食屋です。行くたびに人気の岩中ロースカツ320gを頂こうと思っているのですが、どうしても『牛』に傾いてしまいます・・・次回は是非!
東京都台東区柳橋1-30-5 KYビル地階
03-3866-7969
月~金 11:30-15:00 17:30-21:30
土日祝 11:30-15:00 17:00-20:30
第2土曜日休み
次回は、明日9月20日(木)にスピンオフ編。ビーフカツからもその他の食べ物からも離れ、大阪市鶴見区の『放出』をテーマにします。