スピンオフ編~韓国プサン市・マチュピチュプロジェクト『カムチョン ムナマウル(甘川文化村)』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、韓国プサン市の『カチョン・ムナマウ(甘川文化村)』です。

 

チョン・ムナマウ

プサン市の西部に位置し

朝鮮戦争で韓国北部から逃げて来た

避難民が集落を作ったのが始まりです。

 

山肌に沿って

小さな家屋が立ち並び

網の目を縫うような路地や急坂で

形成される

独特の雰囲気をもった場所です。

 

かつては

スラム街同様の寂れ方でしたが

21世紀に入り

この光景に惹かれた

アーティストたちが移住し

ギャラリーなどを作り始めました。

 

2009年から始まった

プサン市、アーティスト、地元民による

『プサン・マチュピチュ・プロジェクト』で

チョン・ムナマウ

新しい観光スポットになりました。

 

 

近隣に地下鉄の駅はなく

観光客が訪れる場合には

バスかタクシーに頼らざるを得ません。

 

バスで行く場合には

ソミョン、ナンポ、チャガルチなどから

17番バスに乗ります。

 

 

バスの終点は『カチョンドン』

ソミョンから40分

チャガルチから20分程度で着きます。

 

 

通りを挟んだ

向かい側のバス停から

マウボス(コミュニティバス)に

乗り換えます。

 

サハ1、サハ1-1、ソグ2-2

3系統走っていますが

どれでも行けます。

 

 

2つ目のバス停で下車すると

目の前が

チョン・ムナマウ入口

 

 

アーチをくぐると

すぐ右側に

観光案内センターがあります。

 

 

ここで

スタンプラリー用紙も付いた

観光案内地図が売られています。

 

日本語版もあり

一部2000ウォン(約200円)

 

 

初っ端から

アートに出会います。

 

撮影スポットになっているようで

老若男女が

お互いを取り合ったり

自撮りしたり。

 

 

壁の先に

展望台へと繋がる

階段があります。

 

 

展望台からは

チョン・ムナマウ全貌が

見渡せます。

 

はるかかなたには

プサン港も。

 

 

以前は

こんな面白い物売りもいたのですが

今回は全く見掛けませんでした。

 

 

そこかしこに

アート作品が散在しています。

 

こちらは

『星の王子様ときつね』。

 

並んで写真を撮る人が

絶えません。

 

 

気を付けていないと

見過ごしてしまうような

さりげないものもあります。

 

 

『現代人』と題された作品

キーボードを打つ様を表現しているとのこと。

 

指先がカタカタと動く光景は

シュールで

何となく不気味です。

 

 

急な階段にも

アートが施されています。

 

 

しかし

基本的には住宅地

生活臭も感じられます。

 

 

スタンプラリーの終着点は

画像の右側のビル

『カネオウォト』

コミュニティセンターです。

 

手前の作品は

『うねる村』

家が密集する村の風景を

躍動感あふれる

生きた生命体のように

表現しているそうです。

・・・難解・・・

 

 

入口を入ると

アジュンマ(おばさん)が

居眠りの最中。

 

銭湯の番台を

表現しています。

 

 

奥へ進むと

ハラボジ(おじいさん)が

気持ち良さそうに入浴中。

 

 

帰りがけに

スタンプラリーの景品として

絵葉書を2枚

頂きました。

 

空中写真だと

マウの構造はよく分かりますが

雰囲気を捉えることは

できませんね。

 

 

いよいよ

チョン・ムナマウ散策も

終わりに近づきます。

 

チョン2ドン シジャン

伝統市場の入口。

 

 

1軒目の魚屋さん

あれ

これも芸術作品なのかな?

 

『ナラリ魚屋』という作品

“ナラリ”って

確か“遊び人”という意味だったと

記憶しています。

 

アジュンマが

遊び人には見えないのですが。

 

どなたかご存知の方

教えてください。

 

 

約2時間のお散歩は

これでおしまい。

 

往きに降りたバス停の

一つ手前のバス停で

マウボスに乗って戻ります。

 

 

プサンの

新と旧が混在する

不思議な場所です。枝雀

 

皆さんも是非一度

お訪ねください。

 

その際は

必ずウォーキングシューズなど

歩きやすい靴で。

 

カムチョン・ムナマウル

※プサンナビでは『カムチョンドン ムナマウル』とされていますが

正式には『ドン』は入りません。

 

付  録

 

ソミョンシジャン(西面市場)名物

『おでんコロッケ』。

 

チーズ、海老、わさび

じゃが芋、カレーなど

種類も豊富です。

 

でも

日本のコロッケとは別物。

 

 

こちらは

『メウンマッ』(辛い味)。

 

具が入った魚のすり身を

パン粉を付けて

揚げたものです。

 

さつま揚げの

親戚みたいなもの

これはこれで

美味しいです。

 

 

次回は、明日7月3日(火)に番外編。韓国カンヌン(江陵)市のアメリカ発のコリアンファストフードの店『Ddun’s』をテーマにします。