スピンオフ編~東京都豊島区・洋館『雑司が谷旧宣教師館』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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韓国のリポートは、帰国後に追々アップします。

 

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回はスピンオフ編、ビーフカツやその他の食べ物からは離れ、これまでの国内外の旅などで印象に残っているスポットをご紹介します。今日は、東京都豊島区の洋館『雑司が谷旧宣教師館』です。

 

最寄駅は

東京メトロ有楽町線

『東池袋』。

 

 

または

都電荒川線

『東池袋四丁目』停留場。

 

 

徒歩10分程度

住宅街の一角に佇む

洋館です。

 

 

豊島区内に現存する

最も古い近代木造洋風建築で

1907(明治40)年に

アメリカ人宣教師マッケーレブが

自らの住居として建てた

木造二階建ての建物です。

 

 

19世紀後半の

アメリカの郊外住宅に用いられた

カーペンターゴシック様式の

質素な建物です。

 

カーペンターゴシック様式とは

新大陸アメリカで

入手可能な材料や技術を使って

ヨーロッパのゴシック様式を

真似たものとのことです。

 

日本の擬洋風建築と

同じようなものですね。

 

 

玄関脇の張出し窓は

1階が斜めに

2階が直角にと

変化がつけられています。

 

 

外壁のサイディングは

1階、2階ともに

下部で傾斜がついています。

雨はけをよくし

木が腐るのを防ぐためだそうです。

 

 

玄関を入ると直ぐに

2階へ上がる階段と

長い廊下があります。

 

 

玄関右手には居間があり

マッケーレブの

日本での生活に関する展示がされています。

 

居間の暖炉には

アールヌーボー風のタイルが使われ

ケヤキ材の装飾がついています。

 

 

居間の隣は食堂

4人掛けのテーブルと

ピアノが置かれています。

 

ピアノは

昭和初期に西川ピアノが製作したもので

篤志家が寄贈したものとのこと。

マッケーレブが住んでいた頃には

無かったようです。

 

 

食堂にも暖炉があります。

暖炉に横に立っているのは

マッケーレブの像です。

 

 

居間の食堂の裏手には

教会事務室があります。

 

 

現在は児童図書コーナーとして使われ

一角には『赤い鳥コーナー』が。

大正から昭和初期に発刊された

童話と童謡の雑誌『赤い鳥』の

バックナンバーが展示され

自由に閲覧できます。

 

 

庭を望む広縁は

サンルームのようです。

 

 

広縁には

2階へ上がる

もう一つの階段があります。

 

玄関前のメインの階段と較べると

かなり狭く急です。

 

 

2階には

寝室が2部屋と書斎

そして浴室があります。

 

 

寝室の天井の格子には

割竹が使われ

当時の外国人の

竹への興味がうかがわれます。

 

 

建物の裏手には

小さな庭があります。

 

 

庭に面した

建物の裏側も

正面と同様に

趣のあるものです。

 

 

このような素晴らし建物を

最高の状態で保存し

しかも無料で公開している

豊島区に敬意を表します。

 

雑司が谷旧宣教師館

東京都豊島区雑司が谷1-25-5

03-3985-4081

9:00-16:30

月曜日休館

 

付録

 

最近ソウルっ子に話題のスポット

ソンドン(益善洞)にある

『キョンヤンシ(軽洋食)1920』に行ってきました

 

 

頂いたのは

トマトソースのとんかつ

美味しかったです

 

 

次回は、明日4月27日(金)に番外編。アイルランド・ゴールウェイ市のレストラン『ザ・キーストリート・キッチン』をテーマにします。