ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、中国上海市の『葡萄園』です。
地下鉄1、10、12号線『陜西南路(シャンシーナンルー)』駅2号出口から徒歩5分、旧フランス租界の面影が残る新楽路にある上海料理の店です。1987年創業、30年以上の歴史があり、上海市民や在留の欧米人に人気があります。
最近の上海はチェーン店や多店舗展開する飲食店が増えていますが、ここは個人経営で一店舗のみ。小規模ですが、お洒落な店です。
バーカウンターのように見えますが、ここでは飲めません。
テーブルも欧風な感じです。
まずはビールから。青島です。
上海料理店でビーフカツと思われるでしょう。『椒香牛肉』、これがそうなのです。Fried beef with salt and pepperと英語で表記されています。48元(約820円)。もちろん発注。
価格が変動していることもあります。
ビーフカツが揚がるまで少し時間が掛かるとのこと。野菜を摂ることにしました。『馬蘭頭香干』20元(約340円)。馬蘭頭という野菜と干し豆腐をごま油で和えたもの。香草かなと思いましたが、全く癖のない野菜です。シンプルですがあっさりとして非常に美味です。
もう一品野菜を。『清炒菠菜』26元(約450円)。ほうれん草をガーリックオイルで炒めたもの。塩味が効いてビールが進みます。
ここで真打登場。見た目は日本のビーフカツとは大きく異なります。薄切りの赤身肉に粗挽きのパン粉をまとわせ揚げたもの。ビーフカツに間違いありません。結構な量です。肉には塩胡椒で下味が付いていますので、そのまま頂きます。美味しいです。日本でも受けると思います。
写真が下手なので分かりずらいと思いますが、牛肉です。中国風ビーフカツとでも名付けましょうか?
ごちそうさまでした。
上海市徐匯区新楽路55号
86-21-5404-0486
11:00-22:00
年中無休
次回は、明日5月7日(月)にスピンオフ編。ビーフカツから離れ、ロシア・サンクトペテルブルク市の『カザン聖堂』をテーマにします。