ビーフカツ~東京・『来福亭』 | Love Beef Cutlet? Eternal Traveler~生涯旅人

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全国各地のビーフカツを紹介している超変人の超マニアックなブログです。最近は国内、韓国、中国などのB級グルメについても書いています。

ビーフカツを求め全国各地を彷徨う超変人の超マニアックなブログです。今回は、東京都中央区人形町の『来福亭』をご紹介します。

 

東京メトロ日比谷線『人形町』駅から徒歩1分。1904(明治37)年創業の人形町の洋食屋で一番長い歴史を持つ老舗です。これぞ下町の洋食屋といった風情は、この辺りで生まれ育ち、小さい頃から出入りしていた私にとってなくなって欲しくない原風景です。品数は多くありませんが、オムライス、メンチカツ、ハヤシライスなど下町洋食の王道がずらり。昔ながらの味で美味いのですが、必ずしも繁盛しているとは言えません。すぐ隣は、親子丼で有名な『玉ひで』、少し先に行くと人気洋食屋の『小春軒』、通りを渡るとビーフカツが人気の『そよいち』と名店がひしめいており、ランチタイムにはどの店も行列ができます。しかし、『来福亭』は昼時でも楽に入れます。マスコミに露出していないからでしょうか。お婆ちゃん一人でフロアを仕切っているから、あまりたくさん来られても困るのでしょう。店には迷惑かもしれませんが、このようなゆったりした空間を維持してもらいたいものです。

前置きが長くなりましたが、本題のビーフカツに入ります。肉は、オージービーフと思われるサーロイン120g程度。薄い衣に包まれほぼレアに揚げられています。赤身の部分は柔らかく、肉汁いっぱいです。脂身も少しありますが、肉質が良いので口の中でとろけ、甘みを感じます。衣はサクサクで肉との一体感も損なわれていません。本当に美味しいです。デミグラスソースではなく、ウースターシャーソースで頂きます。個人的な好みからすればデミグラスソースを掛けて頂きたいのですが、店の方針を尊重します。ご飯が付いて税込1200円。ランチとしては少々値が張りますが、その価値はあると思います

 

価格が変動していることもあります。

 

ファサードは、東京の下町そのものです。

 

メニューには、下町洋食の王道がずらり。

 

オムライスとメンチコロッケ(?)のコンビネーションが人気あります。

 

ビフカツライスの全体像です。

 

店内はこんな感じです。時刻は平日の正午過ぎです。客は私一人。退店時に女性が一人お見えになりました。

 

ちなみに隣の『玉ひで』には行列が。

 

2階には座敷もあるようです。この階段も渋いですね。

 

壁に掛けられた提灯が粋です。

 

湯のみ茶碗もいい!

ごちそうさまでした。

 

来福亭

東京都中央区日本橋人形町1-17-10

03-3666-3895

11:30-14:00  17:00-21:00

日曜日、祝日休み

 

次回は、2月26日(日)に東京の『グリルトシ』をご紹介します。