なぜ、今、突然炎のごとく | イギリス・フランス・レトロビンテージ雑貨コレクターの日記。

イギリス・フランス・レトロビンテージ雑貨コレクターの日記。

1960〜70年代初期の音楽、映画、ファッション、雑貨が大好きです。
所有(&販売)しているビンテージ食器の紹介を中心に、同じく60年代好きの夫との日々のこぼれ話も含めて日記に綴っています。
(通算10年近く住んだイギリスから永久(?)帰国しました。)

すみません、映画の話題ではなく相も変わらずSDGとSteveの話題です😅

 

ふっと思いました。

 

約30年前からSDGとSteve Winwoodの存在を知っていて音楽も聴いていたのになぜ、最近突然こんなにかっこいいと思うようになったのか?

しかもSteveの顔自体は特に私の好みではないのに、ですあせる

 

で、よくよく考えたら、今年の2月までSteveの動いてる姿(動画)を観たことがなかったという事に気づきました目あせる

 

いや、厳密にいうとライヴの動画、Steveが楽器を演奏して歌っている姿を観たことがなかった、です。

(Gimme Some Lovin'とI'm A Manのプロモ・ビデオだけは昔に観た記憶がうっすらありますが、Steveがオルガンを演奏している姿がほんの一瞬映るだけ)

 

 

私が'60sにハマり出してSDGを聴きだした25〜30年前はインターネットが一般に普及する前だったので、好きなバンドの情報や写真を目にするのは音楽雑誌とCD、ごく限られた洋楽TV番組だけでした。

 

しかも当時のリアルタイムで活躍しているバンドなら音楽雑誌でも新しい写真が毎月のように雑誌に載り、PVもシングルが出る度に作られ、人気があるバンドならライブ・ビデオなんかも発売されて観る機会も沢山ありましたが、SDGの場合はその時点で既に25年以上前のバンド。

それもStonesやBeatlesみたいに誰でも知ってる有名バンドではないので、雑誌でごく稀にModsや'60s特集があった時に使い古された既出の数枚が載るくらい。

 

だから、Steveや他のメンバーの写真はCDについているブックレット(?ていうんでしたっけ?💦)でしか見たことがなかったと思います。

それも、せいぜい小さい写真3〜4枚くらいです。

 

⬇︎こんな写真もインターネットがある今だからこそ簡単に見られるのですお願い(左からSteve、Spencer、Pete、Muff)

 

 

Steveの見た目は日本でいう「薄い顔」の人やな、くらいの印象でしたあせる

「17歳で黒い声」の噂に違わずのホンマにすごいVocalや〜びっくりという印象が強くて外見やその他の情報は全く興味なく。

 

他のメンバーの名前すら知らず、なんでVo.の人の名前がSteve WinwoodやのにSpencer Davis Groupっていうバンド名なんやろ?Spencerってどっから来てん。なんて思っていましたあせる(Spencer Davisという名前のメンバーがいることを知らなかった汗

 

Youtubeのコメントで「私(俺)、ずっとSteveがSpencer Davisという名前の人だと思っていた」て書いてる人もよく見かけるんですがそれより酷いかも爆  笑

 

しかも2月に急にSDGのYouTube動画を観るようになってごく最初の頃に「RIP Spencer」ってコメントを読んでSteveのことだとまだ勘違いしていて「最近亡くなりはったんや〜ショボーン」って思っていましたしあせる

で、その後にWikiなど読んでSteveが70代でまだまだ現役と知って、「誰?RIPなんてあんな失礼なコメント書くの、間違いでも酷い!!」ってまだSteveとSpencerを混同して一人で怒ってましたからあせる

 

そしてもっとよく考えたら私、当時、Bestアルバムしか買っていなかったんです。

 

2月から突如のSDGブームで1枚目や2枚目のアルバムを聴いたら知らない曲ばかりで、それまではBestに入っていた曲しか知らなかったことに気づきました。

 

で、最近知ったのですが、実はその当時、日本ではその私が持っていたBestアルバムしか発売されてなかったようです。

そら、持ってないわ・・・

 

でもまあ、それはそれでよかったのかな、と思います。

 

アルバムに入ってる曲の殆どは彼らが好きだったRhythm&Blues(最近の変なゴミみたいななぜかR&Bって呼ばれている雑音と混同されないよう敢えて略しません)のカバーで、昔の私にとっては黒過ぎてどのみち1、2度聴いて終わりだったでしょう。

 

Steveが歌うRhythm&Bluesがカッコイイ!と思うようになった最近まで、一部の曲を除いてはRhythm&Bluesは私には濃すぎてあまり好きではなかったんです。

ハーモニカなんか吹かれた日にゃあもう。て感じでした(Spencer時々バリバリ吹いてますが爆  笑

 

でも今はSteveが歌うSDGのRhythm&Bluesカバーが最高にかっこいいと思うようになったので、Modお勉強時代にさらっと聴き流していた'50s、'60sのRhythm&Bluesを最近また少し聴いたりしています。

 

そんなに黒い声が好きなら普通にオリジナルのBlackミュージシャンのRhythm&Bluesをメインに聴けばいいじゃないか、そっちの方が本物だし。というのが至極真っ当な意見だと思うのですが、違うんですパー

 

それじあゃ当たり前過ぎてダメなんですパー 

ときめかないんです爆  笑あせる

 

あの、Modファッションに包まれた、か細い身体で薄い顔の、あの見た目からあの声が出てくる、そのギャップに惹かれているんです、多分。

 

妖艶な外見の女性が実は清楚、とか清楚な外見の女性が実は悪女で…というギャップに男性が惹かれるのと同じような…ん?全然違う?かな?あせる

 


 

ネットでのイギリス人のコメントですごくよく見かけるのが

 

「バーミンガム(もしくはイングランド、とか)出身の青白い10代の少年がこんな黒い声で歌うなんて!」というフレーズ。

 

「Blackのような歌声」との対照としてPale(青白い)とかSkinny(ガリガリに痩せている)とかの形容詞がよく使われています。

 

そこには「俺たちと同じ」っていう前置きが実際はついているのかなと思います。

 

「俺たちと同じなのにこんなにすごい」っていう誇り、のようなものが感じられます照れ

 

それと女性陣のコメントでよく見るのは

 

「私、10代の頃、Steveに夢中だった〜!!ドキドキ」「私もビックリマーク」「私も〜!!」「10代の頃からずっと今も夢中ラブラブ」という類のもの。

 

私も「私も!!」と書き込みたくなりましたがなんかちょっと(だいぶ)違うような気がして自制いたしました爆  笑

 

私がSDGを突然炎のごとく聴き始めた2月頃、元々SDG好きな夫がなにやら自分の7インチ・ボックスをごそごそし始めて、

「これ、14歳くらいの時に買ったレコード〜」と持って来て見せてくれたのがKeep On Runningの7インチ。

 

そのB面がHigh Time Babyという曲ですがこれはSDGメンバー作のオリジナル曲でBestにも入っていたので私も昔から知っていた曲ですが、もしかしたらSDGの曲で一番好きかも… 

 

ギターとピアノ・ソロ、そして勿論SteveのVo.のどれもが最高にカッコイイドンッ曲です。