毎日、暑いですね~

 

あっという間に、今年も後半に入りました。

 

で、ふと気づくと、

 

あれれ?

 

2月に「催眠と科学」という

日本催眠学会がだしている学術雑誌に自分の書いた論文が掲載されたのに

ブログで紹介するのを忘れていました~

 

 

ということで、今日はそのお話を。

 

ちなみに、冒頭の写真は、

2011年に前世療法の大家、米国の精神科医のワイス先生のワークショップに参加したときのもの

(ニューヨーク近郊のリトリート「オメガ」にて)

 

 

 

論文のタイトルは

「幼少期のトラウマ体験をもつ症例で年齢退行療法に先行した前世療法が有効であった一症例」。

 

 

 

小さい頃に受けた心の傷が強くて

その頃の記憶を見直す「年齢退行療法」を施療するのが難しい場合に、

 

 

「前世療法」は、

 

その辛いとわかっている記憶に直接ふれる必要なく

どんなふうにしたらいいのかのヒントを教えてくれます。

 

 

この論文のなかでご紹介したクライアントさんだけでなく、

そのように前世療法を活用した例はこれまで多々あるのですが、

 

 

 

今回、学術誌でご紹介した方は、

 

うちに来院されるまでに心理カウンセリングを複数回受けるなど、

ずっと自らの問題に取り組んでこられていて、

 

 

事前面談で自らをアダルトチルドレンだと思う

と、おっしゃっていました。

 

 

そして、

幼少期の具体的な記憶を語っている間に動悸を訴えられ・・・ということがあって

 

年齢退行療法をそのままやるのは明らかに難しいと判断できたし、

 

 

心理検査に協力的で

セッション後の経過をみさせていただくこともできたので、

 

 

学会・学術論文のケースとしてあげさせていただきました。

 

 

そして、事前面談で動悸がでた直後に行った呼吸法やインナーチャイルド療法も役に立ったと思いますが、

 

 

それ以上に前世療法でえた気づきが年齢退行療法を行うのをスムーズにしてくれたと考えられたので、

 

 

クライアントさんのご了承をえたうえで

論文にさせて頂きました。

(ブログで紹介するのも了解ずみ)
 

 

この方は幼少期から父親から母親への面前DVをみてきて、

 

いつ怒り出すかわからない父親や、その母親である祖母との人間関係などで大変だった

お母さんの愚痴をずっと聞かされ、

 

 

お母さんのことを「重い」と感じられていました。

 

 

それで、

「母親とのことで悩んでいるAさんが確認する必要のある前世」

にガイドしました。

 

 

 

想起されたのは、

近世、戦争のある時代の東南アジアの1少年としてのストーリーで、

 

 

 

クライアントさんはその前世の人物としての人生物語を体験して

「これからは母のことを許す」とおっしゃいました。

 

 

そして、数日後に行った2回目の退行療法セッションでは幼少期の記憶に入り、

祖母や母とのイヤな場面を想起されたりしましたが、

 

 

その中で落ち着いて母と対話することが可能になり、

その場面をイメージの中でやり直し、生き直した結果、

 

 

「万華鏡をくるっと回したみたいに世界が変わった」

とのご感想をいただきました。

 

 

 

前世療法の内容まで書くと、それだけで長文になってしまうし、

 

そのストーリーからこんな気づきがでてくる、というのも、

解説の必要があるかもしれない一方で、

そのクライアントさんがそのストーリーから感じ取ったものがすべてだと思うので

詳細は割愛させていただきますが、

 

 

前世療法というのは本当に奥が深いのです

 

 

 

通常のアダルトチルドレン理論では、

アダルトチルドレンは自己責任の罠から抜け出し、自分の人生を取り戻す語であるとする立場から、

安易に「愛」や「許し」をもちだすべきではないとされることが多いですが、

 

 

前世療法でひきだされる愛は

「束縛し支配する愛」ではなく「慈悲の愛」です。

 

 

親も一人の人間であり

その人間を、前世に場を借りて、より深く理解すれば

 

慈悲の愛が自然にでてくるということかな。

そんな場合が多々ある、と考えております。

 

 

親子という立場、それに期待するものをいったん捨てる、

と表現してもよいかな。

 

 

でもね、本当に前世療法が興味深いのは、

そのように理論化してしまう上をいく答えがでてくる場合があるということなのです。

 

 

 

個々人で異なるのです。

このクライアントさんの場合はそうであったのでは?ということであって、

 

 

ほかのクライアントさんやあなたのケースはまったく違うかもしれない。

体験しないとわからない。

 

 

自分のことは、自分の潜在意識が一番よく知っています。

 

 

あなたの潜在意識は、

 

前世療法という場で、どんなことを教えてくれるでしょうね・・・

 

 

 

 

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※7月24日、8月30日に東京で出張セッションします。ご希望の方は下記よりお問合せください

 

 

 

 

 

そうそう、それから、8月12日には前世療法の1day ワークショップを開催します。

個人セッションほどの深い気づきは難しいかもしれませんが、

前世療法の概略や歴史が学べたりするし、

クライアント役だけではなくて、セラピスト役も体験できるので、

ご興味のある方はぜひ、お越しください。

 

 

 

 

潜在意識にアプローチする心理療法と漢方

よこやまクリニック 宮崎

 

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