2024  0515   ヨコハマ 晴れ☀️


今日は朝から出掛けて、亡き母の五回忌の法要の申し込みをしてます。

思えば、コロナ禍からと言うもの、息子夫婦は結婚式も挙げてないままですし、こうした法要なども簡略化気味なのが普通になってしまった様に感じます。


とは言え、亡き先祖に対する感謝を忘れたら、きっと人として大切なものを失ってしまう事でしょう。

だからこそ、亡き人のお陰で今日の自分があることを儀式を通じて再認識して感謝の意を表することに意味があると思います。

もしワタシに代々の技術者の血が無かったら、亡き母の無類の音楽好きな一面が無かったなら、今日までワタシは楽器製作家の道を歩んでは来れなかったと思います。


法要の申し込みを済ませ、帰宅後からの作業はユナイトの指板切り出しです。


このモデルもワタシらしくシンプルにまとめたいと思っています。

設計的には無駄を省き、しっかりした骨格に筋肉を纏った無骨さを備えたギターにしたつもりです。


まあ、昔からよく見受けられる事ですが、音楽的な楽器としての完成度を備えさせる事より、素材も木目の見た目優先の工芸品色が色濃い製品が有りますね。

ワタシの様な製作家からしますと、そうした作品?には製作者の自己満足感が滲み出て見えたりもします。


しかし、そうした工芸品みたいな作品には、木目や工芸品好きのファンがつくみたいですね。

それらは楽器として作られてはいますが、実は楽器として何の革新性も完成度の高さも無かったりしますので、結局は部屋の飾りに落ち着くことが多い様です。


仮にワタシの作った楽器が部屋の飾りしかなっていなかったら、それはワタシにとって屈辱に近いですね。😅