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どうでもいい花し

人に話すにはどうでもいいはなし。でも話したいんだよなぁ〜。そんなムズムズとした気持ちの解消のためのブログです。2019年5月そこはかとなくブログ再開。美術館日記でもつけようかな、と。

山梨県立美術館へ行ってきました。
展示は
黄昏の絵画たち
近代絵画に描かれた夕日・夕景



西洋と日本の近代絵画の中から
夕日・夕景に焦点を当てて作品を集めた展示。
その作品点数なんと160点!

西洋画はあまり詳しくないのですが
明治以降の日本版画があると聞き
訪ねてみました。

古典的な西洋画からモダンなものまで
様々な画が展示されていました。

プロローグで展示されていたモノクロのエッチング版画は、
え、夕日がテーマなのに白黒⁉︎
と初っ端から驚かされます。

モダン(と言っていいのかわかりませんが)なものだと、ライオネル・ファイニンガーという画家の作品が個人的には気になりました☺️
カンヴァスx油彩なのに、パステルのような柔らかな色合い、立体感のないプリントのようなテクスチャが面白い。
また、平面をカクカクと切り出したキュビスムのような画面構成がとても好き。

後半には高橋由一などの日本人の西洋画、
広重、小林清親、吉田博など江戸から昭和にかけての浮世絵版画も。
明治後半になると、江戸時代とは違う色合いの版画作品に変わっていて面白い。
外から化学染料が入ってきたからだと思うんだけど、近代的な色合いで昔ながらのものを制作してるから、古いのに洗練されてるっていうどこかミスマッチなんだけどそこが味あって、かえってかわいい。

ミスマッチでいうと、西洋画のタッチで描く日本の風景というのもそうで
展示の第6章にある『晩帰』シリーズあたりがミスマッチさベスト。
例えば
漁から帰ってきた髷結った漁師が、裸の赤ん坊とちびっこを連れて砂浜を歩く。
そこへ手拭い被った着物姿の奥さんが眩しそうに(夕日がさしてるからね!)迎える
というその場面がね、
油彩で精緻に描かれてるわけです。
画そのものは素晴らしい。
けれどそこに感じるミスマッチさ
これは一体なんぞや。
例えば
着物の婆さん皺だらけ、杖代わりの傘、背景の畦。これらが洗練されたテクニックでもって描かれている。
このミスマッチさはなんぞや!
お、おもろいやんけー!

と、ドキドキした後で大正からの版画作品をみて私は思ったのです。
なんだかとてもしっくりするなぁ
と。

それぞれの時代・文化で、それぞれに合った画の表現方法ってのがあったんだろうなぁ
当時の日本らしさを1番表現できる手法って、これだったんだよ、きっと。
浮世絵が写実的でないにしても、江戸時代の人々の文化的感覚を最も写実的に表した画だったのだよ、ワトソンくん!そうは思わんかね!!

と、川瀬巴水東京十二選をみて思いました。

なんかもっと上手に感想かけたらいいんだけど。
よく分からなくなってきたのと疲れたのとで、今回の美術館日記はこれでしまい。

吉田博の作品が数点だけでも見られてとても嬉しかったです。

最後に、購入したポストカードをば👇🏻
ジャン=フェルディナン・シェニョー

川瀬巴水
根津美術館に行ってきました。
7日で展示は終了してしまったけれど、
みたのは
『はじめての古美術鑑賞
ー絵画のテーマー』



仏画をはじめとした古美術の
おきまりのテーマなんかを学んでみよう
という企画。

例えば、蟹と葦は立身出世をさす
とか、
巻物と笑顔は寒山、箒と笑顔は拾得
とかそんな感じ。

実際の画とともに
しっかりとした解説つきで勉強になった。

西洋の宗教画でも
おきまりのテーマってのはあって
日本の古美術にも似たようなおきまりパターンがあるんだな
と思イマシタ。

同時開催のお茶道具展示室は
雨中の茶
茶杓の筒に書かれた一句が素敵で心に残った

星ひとつ  みつけたる夜のうれしさは
月にもまさる さみだれのそら

う〜ん、素敵!


根津美術館へいく道中にあるカフェ
フィガロ がちょっと気になる。
そのうちケーキでもいただいてみるか
と調べてみると、フレンチのランチやディナーもやってるもよう。
ふーむ。
太田記念美術館に行ってきました。
展示は
『青のある暮らしー着物・器・雑貨』

江戸の中期から庶民へと広がり、愛された藍染め。
何でも木綿の普及や染付技術の向上なんかが影響したとか。
今や、藍=ジャパンブルー の印象も強いこの色。
江戸時代ではどんな風に使われてたんでしょ
ってのを浮世絵から探してみるという趣の展示。

浮世絵に描かれた藍の着物や
青色の染付けの器なんかを見ることができます。

着物は、色だけでなくて柄も面白くて
蛤(ハマグリ)
かに座
海老
蝙蝠(コウモリ)
蟋蟀(コオロギ)
蛸(タコ)タコ
なんてのがあって、面白い。
特に蛸!
三代豊国 江戸名所百人美人 薬けんぼり
という画なんだけど
おっきな蛸の柄の着物で、これがなんとも愛嬌あって可愛いの。
こんな着物あったら私も着たいわん。


それからベロ藍と呼ばれるベルリンブルーの染料を使った深い青の浮世絵も。
このベロ藍、外国産の化学染料で
それまで使われていた染料と比べて
全く退色しないというんで
浮世絵利用に流行ったとか。
北斎の作品で誰もが見たことある色だとは思うけれど、
改めて、退色しちゃった作品とベロ藍の作品とを比べるとその鮮やかさに驚かされる。

青というテーマを気にしなくても
歌川国貞 当世夏景色水屋
の美人画は溜め息でるくらいきれいだし
土左衛門伝きち〜 の刺し子半纏の刷りが細かい上に立体的で格好いい!

月岡芳年の画は言わずもがな。美!

個人的に嬉しかったのは豊原国周の作品が数点あったこと。
国周の役者絵は痺れるほど格好いいから是非見てほしい。
ホント格好いいんだ…。


それから、浮世絵展示としてはちょっと珍しい伊東深水の作品もあって
飽きさせない展示になってました。


太田記念美術館の次は根津美術館へ。
発酵居酒屋5でランチしようと思ったら貸切でランチ休業。
唐揚げ定食食べたかった!!
と失意のうちにお隣のおそば古道へ。

天ざる蕎麦¥1700
蕎麦がうむかった!