前回までの話


個人情報検索男「勇樹」に連れられ

繁華街の居酒屋へ・・・



店の中では、割と話がはずんだと思う。


ちょっとカッコよくて

大人で

やさしい勇樹。


正直言ってアツシよりは

タイプだった。



・・・・というか

このときのあたしは

アツシから逃れられれば

それでよかった。



店を出て、ちょっと散歩しようということになり

川沿いの道を5分ほど歩いた時。



「Mirageちゃん、

嫌じゃなかったら、俺と付き合ってほしい」



叫び



しょ、初対面なのに!?


大人ってこういうものなの!?



あっけにとられる私。


「あ、あの・・・

いくらなんでも、会ったばっかりだし・・・」



「それは、わかってる。

でも、どうしても言いたくなって。

いやじゃなければ、だけど・・・駄目かな?」



なんだかよくわからないけど

あまりに唐突で答えが浮かばなかった。



「は、はい・・・・」



「ありがとう」



思わずOKの返事をしてしまった私。


すると、勇樹は立ち尽くす私の手を取って

先へと進んだ。



少し行ったビル街へ。



入口を抜けると

中は明るくて、前に人が待っていた。



カラオケ?



少し待って、エレベーターで2階へ。


部屋について、中を開けると・・・



・・・・!!



なんとそこはラブ○○ルだったダウン



TVとかで想像してたイメージよりも

入口が普通だったのと


そんなところに行ったことがなかった私は

全く気付かず入ってしまったのだった。



ピンチびっくりまーく1



急にキョドリ出す私。


付き合うって返事しちゃったから、こんなことに?

これをどうやって切り抜ければ?

動揺してるのばれないようにしなきゃ!

断ったら、急に逆上したりしないよね・・・



一瞬にして、いろんなことが頭を駆け巡った・・・



どうしようどうしようどうしよう叫び


とりあえず、彼と距離を置いて

ソファーに座る私・・・



私の考えてることに気づいてるのか

気付かないのか

照明やら、有線やら

色々とセッティングしだす勇樹・・・



絶体絶命。



続く汗


ペタしてね

前回までの話


アツシからは、学校の後輩と付き合うことにした

というメールが来たっきり

連絡を取っていなかった。



受験も近づいてきて

でも進路がいまいち固まってなかった私。


もうすっかりアツシのことは

頭から離れていた。



ある日、アツシから1通のメール。


「俺、やっぱりMirageのことが忘れられない。

いい子だったし、後輩と付き合ってみたけど

やっぱり無理だ。」



それでも。

アツシの熱烈な気持ちには

どうしても答えられないと思った。


この後、何度かやりとりをしたけど

全くあきらめる様子のない彼。



私が取った行動とは。。。




題して

「アツシに嫌われればいい」作戦あせる


今だったら、こんなバカなことをしなくても

いくらだって口でうまく言い訳できるのに

当時はそんなこと思いつかなかった。


唯一思いついたのは、既成事実を

ほかの男と作ること。


そう、私は嘘がつけない

・・・もとい、嘘をつくのがド下手なのだった。



だから、実際に行動に移すことにした。



友達から紹介してもらった、自分より6個上の男。

会ったことはないけど

とりあえず、年齢とかどんな感じかだけ聞いて

2人で会うことに。


会う直前に、待ち合わせに必要だからと

気軽な気持ちで携帯電話番号を教えた。




学校が終わって。

一応制服だと目立つので、私服に着替えて

待ち合わせ場所へ。



当時高校生の私からしたら社会人の彼は

だいぶ大人ぽく思えた。



ほんの少しだけわくわくした直後に

私はちょっとした恐怖を味わうのだった。



彼には一応、下の名前しか教えてないはずなのに



「Mirageちゃん、初めましてニコニコ

苗字、○○っていうでしょ。

で、最寄りの駅は○○駅でしょ。」


ガーン



絶句する私。

どういうやつかわかんないから

個人情報は教えないでと友達にも言ったのに!!!



若干、ひいている私に

男が差し出したもの。



NTT D●●●●●

××課

○○ 勇樹



それは、名刺だった。


男は携帯会社の販売員で、私の携帯番号から

住所や氏名など調べていたのだった。



・・・なんなのむっ


「ちゃんと、毎月と滞りなく支払ってるみたいだね音譜


いやいや、笑えないし・・・・



大人社会の怖さを目の当たりにした私。



でも、この後さらにわけのわからない

展開になっていくのであった。


つづくペンギン


ペタしてね

前回のお話


アツシと会えば会うほど

例の彼 が好きなんだと実感する私。


2回目のデートはてなマークも電車を乗り継いで

ちょっと遠くまで行ったけど

気もそぞろ・・・

そんな私に気付く様子もなく

切符の計算ゲームをするアツシあせる


数日後、アツシから電話があって


「俺と付き合ってほしい。

もし、OKだったら一緒にクリスマスにディズニーランドへ行ってほしい」


そう言われた。


いつも、デート代を出してくれて

背も高くて

私の話を飽きずに何時間も聞いてくれて

まじめで頭のいいアツシ。


でも、私の心の中にいたのは

頭は良くないし

カラオケも下手だし

何を考えてるか分からなくて

ぶっきらぼうで

でも、一緒にいるだけで

落ち着く別の彼だった。



答えを待ってほしいと言ってから

数日後。


しびれを切らしたのかアツシから連絡がきた。


その内容は・・・



「あのさ、実は学校の後輩から告られてて。

それで、Mirageの返事を聞いてから

この子に答えを言おうと思ってて

だからできれば早めに答えを聞きたいんだけど」



・・・はぁ?



てか、アツシは私と付き合いたいのだから

その子は断ればいいのに


なんだかよくわかんないけど、

そっちは私の返事次第らしいシラー



でも、私にはあまり興味のないことだったので

スルーした汗


今考えれば、その話が本当だったのか

単に私にやきもちを妬かせるためだったのか

全くわからないけど。


本当は答えなんて最初から決まってた。

アツシを傷つけない断る言葉をずっと探していた。



「あのね、アツシ。

ほら、あたし、受験生じゃん?

だから、ディスニーランドとかは

今の時期行くべきじゃないと思うんだよね」


・・・苦しかったか?


「俺も、受験生だけど」


・・・やっぱりあせる


「うん、まぁそうだけどね。

やっぱり、色々考えたんだけど、

無理っていうか。

あたし、今そういうこと考えられなくて」


「・・・・・・」


そうだよね、こんな言い方じゃ伝わらないよね・・・


「付き合うのは無理でも

ディズニーランドは行ける?」


「ごめん、それも無理」


アツシは、納得いかなそうだったけど

一応わかったといって電話を切った。


ほんというと、ほかに好きな人がいて

しかもアツシの見ためがタイプじゃないのと

切符買ってくれるのはいいんだけど

なぜか渡す時に妙にかっこつけてて

さらにそっちに気を取られて

改札にぶつかってたりして

そういうところも無理だったんだ!!


なんて言えないよねDASH!


一応、うまく切り抜けたように見えたが

この後事態は徐々に思わぬ方向になっていったのだった。



続くさくらんぼ


ペタしてね



前回までの話


そして「デート」の当日・・・ 星空

私は夕方までバイトだったので
アツシはバイト先まで迎えに来た。

電車に乗って
近くのイタリアンレストランへ。

アツシは麻雀で稼いだお金で
私の切符代まで出してくれた。

そして電車の中では(決まって必ず)
切符の右側に書いてある4ケタの数字を
+-×÷を使って最終的に答えを10にする
計算式を作るという遊びを楽しそうにやっていた。

レストランについて…
男の子と2人で食事ナイフとフォークをすることに
慣れてない私は、頼んだパスタのほとんどを
残してしまった。

いつも電話で話してる時と違って
2人とも妙に緊張していた。

店を出ると、もう真っ暗になっていて
私はアツシに言われるがままに
目的なくふらふらと家の近所を
30分、いや1時間以上かけて
ひたすら歩いたのだった。

バイト後だったし
真っ暗だったし
疲れたガーン私はひたすら帰るタイミングをうかがっていた。

「アツシ、おうち、遠いいじゃん?
もうすぐ帰ったほうがいいんじゃない?」

ようやく私が切り出すと
「あぁ・・・そっか。そうだね」
といって帰って行ったのだった。

その翌日。
またアツシは私の所に遊びに来たいと言った。

約束の日は、前回からたった3日くらいしか経ってないのに。


うら若き私は断るすべがわからず
OKしてしまうのであった汗


続く黄色い花

前回の記事を書いてる時に
思い出したんだけど

当時私の携帯代は5万弱
家電も私のせいで同じくらいの
金額で親に度々激怒されたな~むかっ


理由は私が住んでいたところから
電車で2、3時間はかかる
他県に住んでいた
アツシという男の子と
毎日携帯してたから。。

私は例の片思いの彼 が好きだったから
別にアツシのことが好きだったわけ
ではなく、電話友達だと思っていた。

電話の内容は決まって
バイトのこととか

「今バスに乗ったんだけど
間違ったかも…どうしよう!!

と本当にどうでもいいことを
いちいち大事件かのように報告して。


アツシはそんな下らなくて
他愛もないことを
延々と聞いてくれる

そんな男の子だった…目


ある日アツシが
「次の祝日、Mirageの住んでる所に
遊びに行くから予定空けといて」
と言った。

そして数日後、今度は
「今からデート代稼いでくる」
と連絡があった。

アツシはバイトをしていなかったので
その方法は「賭け麻雀」
だった…

高校生だった私は
それがいいことなのか
悪いことなのかも知らず

ただ、私と会うのがデート!?
と思ったのだった。



続くいちご