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ビタミンE続きです。最後になります。
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ビタミンE 海外文献 要約
<摂取量>
健康人では200-400/日で十分であるが、何か健康で不安のある人や問題のある人は800単位/日もしくはそれ以上を勧める。
病気のある人はもっとそれ以上必要である。ハンチントン病の患者に対し著者は4000単位/日をナイアシンとともに投与した経験がある。
よく栄養を考えた食事をしても1日100単位/日程度しか摂取はできないであろう。
食事から十分な量を摂取することは困難でありサプリメントで摂ることを勧める。
天然ビタミンEはD型(d-alpha tocopherol)であり、合成ビタミンE(dl-alpha tocopherol)は8種類が混在していて、D型は12.5%含まれている。
天然ビタミンEは植物の油から作られるが、合成ビタミンEはコールタールから合成される。
ビタミンEによる治療がうまくいかない人は十分な量を取っていない、もしくは天然ビタミンEを使用していない、その両方である。
心筋梗塞患者に合成ビタミンEを300mg内服させたが効果は認めなかった。Dr.シュッツらは心筋梗塞の患者へは天然ビタミンEを4倍程度内服することを勧める。
<潜在的な副作用>
抗凝固作用があるため、抗凝固薬を内服している人は事前に医師に相談する必要がある。
ビタミンEを内服することで抗凝固薬の必要性は減るであろう。
リウマチ熱の患者の場合、Dr.シュッツらは90単位/日から開始し、ゆっくり増量した。
同様に心疾患患者でも少量から開始しし、最終的には800-1200単位/日まで増量した。
ビタミンE内服による死亡例はない。安全で毒性はない。
Dr.シュッツらは8000単位/日の内服でも害は認めなかったと報告している。
分子栄養学のすゝめ