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ビタミンEシリーズ 続き
興味のある方お読みただけましたら幸いです。
<てんかん>
抗てんかん薬を使用している子供は血中ビタミンE濃度が低下していた。これはビタミンE欠乏のサインである。
トロント大学の医師らは数カ月にわたって400単位/日のビタミンEをてんかんの子供に投与した。
(通常の抗てんかん薬と併用して)。
この治療によって60%以上の子供が痙攣の頻度が減少した。
彼らの半数以上が90-100%痙攣発作を減少させた。副作用は認めなかった。
この結果から子供への400単位/日
(大人でいう800-1200単位/日)の投与は安全であることが示された。
<未熟児網膜症>
酸素への過剰暴露が原因とされ、乳児の失明につながる。
体重あたり100mg/kgの投与(大人でいう7000単位相当)が有効と言われている。
報告によるとそれによる重篤な副作用は報告されていない。
<吸収不良症候群>
吸収不良の子供では脂溶性ビタミン(ビタミンE,A,Dなど)の吸収不良の問題がある。
これは重大で神経障害を引き起こす。
そのような子供には脂肪の消化を助けるリパーゼを含む消化酵素とともに水溶性ビタミンEの摂取が有効である。
クローン病と嚢胞繊維症と呼ばれる消化器疾患はしばしばビタミンE吸収不良を起こすため、ビタミンEのサプリメントが必要である
<やけど>
やけどの部位にビタミンEを塗ることは痛み止めと創傷治癒に有効である。
瘢痕形成を減らす。日焼けにも有効である。
<免疫機能>
Dr.チェラスキンは免疫機能の面で32項目で効果があると報告している。800単位/日の天然ビタミンEの摂取は3週間続けると免疫機能が改善する。
<アンチエイジング(長寿・白髪)>
ビタミンEを接収している人は長生きすると報告が2万9千人の男性喫煙者を対象に19年間の研究で報告されている。
国立ガン研究所(米国)は「ビタミンEは癌を味目、循環器疾患を含め全死亡率を減少させている。
加齢は活性酸素によるものである。体内で活性酸素が発生すると、他の分子に反応し変形や破壊を起こす。白髪は加齢による変化だが、ビタミンEを数年内服することで白髪から回復することが報告されている。
色々身体を助けてくれますね。
ご自愛くださいませ
分子栄養学のすゝめ