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ビタミンEシリーズ 続きです。


興味のある方どうぞお読み下さい



<アルツハイマー病>
コロンビア大学の研究では、アルツハイマー病の患者で2年間2000単位/日内服した患者は病気の進行を著名に遅らせた。セレジリンという薬(抗ヒスタミン薬)よりビタミンの方が効いた。


<がん>
最近の研究で、結腸がん患者に2週間毎日ビタミンEを750mg内服させると、


CD4:CD8比が増加し、抗がん作用のあるインターロイキン2とIFNγを産生するT細胞が増強された。


12人中10人で平均22%T細胞が増加した。著者は進行癌の患者でビタミンEの摂取は免疫機能を改善すると結論。


この改善はたった2週間内服しただけということも付け加えておく。


<糖尿病>
ビタミンEは適当な血管拡張作用、側副血行路を発達させるなど糖尿病患者にとってとても有効である。


Dr.シュッツらは800単位/日かそれ以上を使用した。100本以上の論文の著者であり、


その当時は裁判で「糖尿病患者においてビタミンEの使用による治療は有効でないと」されたが、


38年後36人の1型糖尿病患者が非糖尿病患者と比べ網膜の血流速度が著しく遅く、


それがビタミンEの1800単位/日の投与で血流が通常に戻った。


この研究の結論では「ビタミンEは潜在的にインスリン治療を行っている患者の網膜症や神経症に対し、リスクを減らすことができる」


という結論を提供した。


分子栄養学のすゝめ(ハクの分子栄養学校)