三連休も終わりましたが、子供たちはすでに夏休み気分でしょうね。
こちらは昨日梅雨明け宣言。
三連休の最終日、昨日旦那がエアコンの掃除をしてくれました。
ばーばの部屋のエアコンも。
じーじがいた頃は、決してじじばばの部屋には近寄らなかった旦那ですが、今は
「ばーば、ちょっとエアコンの掃除するから向こうの部屋に行っててね。」
と声をかけるほど。
なんか、そういう旦那の接し方を見ていると、ばーばはちゃんと家族の一員としてとらえられていると思う。
でも、じーじは決して家族の一員としてとらえられることはなかったんだな、と思いました。
これは、旦那に限らず、息子たちも同様。
じーじには、人を寄せ付けない、人との交わりを拒絶する雰囲気があったからなぁ。
人生は人それぞれだけど、人から嫌われるよりは好かれた方がいい。
特に晩年、介護が必要になってからは、絶対人から好かれる、かわいいおばあちゃんの方が得。
ばーばのことは、旦那も息子たちも長男のお嫁ちゃんも大好き。
みんな「ばーば」「ばーば」と言って慕ってくれる。
でもね、かわいいおばあちゃんの笑顔の裏に隠されている、本性を知っているのは実の娘である私だけ。
同じように、人を寄せ付けなかったじーじの本心を知っているのも私だけ。
まだじーじが元気だった頃、尋ねたことがある。
「どうして、家族以外の人とどこかに出かけたり、つきあったりしないの?」
と。
じーじの答えは、こう。
「人は信用すれば、裏切られる。」
「心を許すと、つけ込まれる。」
「だから、誰とも付き合わない。」
「一人の方がいい。」
会社員時代、過去にそういった経験があったんだろうね。
だからこそ、私はじーじを在宅で最期まで面倒みようと決心した。
孤独な人生だったけど、唯一信用してくれていた娘の腕の中で最期を遂げたじーじ。
ほんの少しは、「いい人生だった」と思ってくれたかな?
また、お盆の季節になりました。
じーじに会いたいです。