友人の言葉 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

昨日の夜、数年ぶりに大学時代の友達と会った。

お酒を交わしながら語る内容は、介護・病気のこと。

在学中に語っていたのは、将来の夢や進路・恋愛のことだったのに。

楽しかった在学中の想い出は色褪せることは無いけど、確実に私たちは年を重ね、悩みごとも変わっていく。

友人の一人が語ったのは、自身の病気のこと。

昨年入院したことは聞いていたが、病名は「卵巣癌」

両方の卵巣・子宮をすべて切除し、リンパ節も50箇所切除したとのこと。

術後一旦は退院したものの、リンパ浮腫を起こし再入院。

その後も、数ヶ月後に術後の癒着による腸閉塞を起こし、再び入院。

昨年はずっと闘病生活だったらしい。

腫瘍は17センチと大きかったが、幸いステージ1だったので、抗ガン剤治療はせずに済んだようだ。

少し痩せてはいたが、彼女の元気そうな姿を見られて良かった。

私の話は、亡くなったじーじのことと、今現在のばーばの介護の様子。

その中で
「大変なことばかりで、手首を切っちゃおうかなぁと思ったこともあったんだ。」
と私が言うと、彼女はこう言った。

「でも良かった。こうして今日会うことができて。◯◯(私の名前)が生きててくれて良かった。」

自分の方が闘病で大変だったのに、私のことを想ってくれて、こんな言葉をかけてくれるなんて。

学生時代の友人は、宝ですね。

そして、彼女の言葉を聞いて思った。

私たち介護者は、絶対に自殺してはいけない。

要介護者を手にかけ、犯罪者になってもいけない。

介護者よりも寿命が短いはずの要介護者。

その要介護者よりも先に死んでしまうことは、絶対にいけない。

どんなに今が大変で、辛くて、誰も助けてくれなくても、死にたくなっても、絶対に「死」を選んではダメ。

介護している貴女の「死」を望んでいる人なんて、誰一人としていないのだから。

介護は、いつか必ず終わる。

介護が終われば、どんなに辛かった日々も想い出となり、過去の出来事になる。

その時に生きていれば、それからの生活を笑って過ごすことだってできる。

友人の言葉で、自分の命の大切さを改めて感じました。

とても、とても有意義なひと時を過ごすことができました。









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