弟って | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

昨日、
「ばーばがごはんが炊けた。わーいわーい。」
なんて呑気な記事をアップした後、旦那のお兄ちゃんから電話が。

旦那はまだ仕事から帰っておらず、携帯に電話したけど出なかったから私に電話をしたそう。

電話の内容はこう。

特養に入所しているお義母さん、今月初めからいよいよ経口摂取が難しくなり、入院して点滴をしていたけれど、点滴以外の治療が無いため、今日特養に戻ったということ。

入院中に「胃瘻」をどうするかという話題が出たが、お兄ちゃん夫婦は「胃瘻は選択しない」という考えだということ。

その上で弟である旦那の意見を聞きたいと思って電話をしてきたとのこと。

そこまで話していたら、ちょうど旦那が帰ってきたので電話を代わった。

旦那の受け答えを聞いていて、弟ってのはこういうものなのか?と思った。

お兄ちゃんの考えを積極的に肯定するわけでもなく、自分の意見を言うわけでもない。

「兄貴がそう思うのなら、その通りにすればいいよ。悪いけど、俺らは何にもできないし。」
「兄貴に任せるよ。」

自分の親の介護に関して、すべてを自分で考え決断してきた私には、離れて暮らしている弟とはいえ、同じ子供なんだから、もうちょっと何か言いようがあるんじゃないのか?なんて思ってしまった。

でも、良く考えてみるとベストな答えかもしれない。

幼い頃からずっと弟という身分で、常にお兄ちゃんが矢面に立って、お兄ちゃんに守られてきた存在。

5歳も歳が離れていると、自分の立場をわきまえた、こういうものの言い方が身に付いているのだろう。

自分が何か言ったところで兄貴の考えが変わるわけじゃない。

だったら、すべて兄貴に任せておくのが一番いい。

私には兄弟姉妹がいないから、こういう兄弟間の会話や思考があまり理解できない。

でも、旦那の本心は違うんじゃないかなぁ?と思って聞いてみた。
「お義母さんのこと、胃瘻はしないってお兄ちゃん言ってたけど、それでいいの?」
「ああ、この間会いに行った時思ったんだ。長い間ずっとあの状態でしょ。これ以上はかわいそう。」

旦那もお兄ちゃんと同じ考えだったんだね。

だったら、お兄ちゃんにそう言えばいいのに、と私は思ってしまう。

うーむ、兄弟間の気の遣い方って、やっぱわからん。







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