平和ボケ | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

この一週間、毎日が日々何の変化もなく、普通に過ぎていきました。


相変わらず私は週4日パートで仕事に行き、

その間ばーばも週4日デイに行き、

夕方家に帰ると、晩ごはんの支度をし、

家事をして寝る。


夜中に起こされることも無く、朝までぐっすり寝て、

また起きて家事をして仕事に行く。


こんな、普通の生活ですが、これだけでもかなり疲れています。


自分で言うのも変だけど、良く今まで、これに加えてじーじの介護をしていたなぁ。


夜中も何度も起きて(起こされて)、四六時中寝不足で、

毎日毎日イライラして、認知症の爺さん相手に怒鳴り続け、

ビニール手袋はめて、うん○片づけをする。


今は、悪い魔法使いにかけられていた呪文が解けて、平和が戻ったみたい。


じーじっていうラスボスをやっつけたから、平和が訪れたのではなく、

『自分一人で、何もかもやらなければならない』

っていう呪文が解けて、正気に戻った感じ。


ばーばが夜中に眠れなくて歌っていても、スルーしている。


夕方6時に晩ごはんが間に合わなくても、開き直っている。


なぜ、じーじがいた時は、それができなかったんだろう?


どんなに疲れていても、6時までに晩ご飯を作り、

そうすることによって余計にストレスをため込む。


夜中も、じーじが起き出す気配を察知した段階で、下に降りていき、

トイレ介助をしたり、寝かしつけたりする。

これを一晩で何度も繰り返されると、最後はブチ切れる。


自分のキャパを超えて、無理をし過ぎていた。



今、無理をして在宅で介護をしている皆さん。


「白旗」を上げることを恐れないでください。


無理して無理して、我慢して我慢して、頑張って頑張ってやらなくていい。


「逃げる」ことができるなら逃げた方がいい。



今は平和ボケをかましている私ですが、これが普通の生活なんだと思う。


自分が一番大切。


その大切さを本当に理解していれば、もっと施設を利用して、自分の時間を作り、

自然にじーじの「老い」に寄り添うことができたのに、と思う。


今更終わってしまったことを後悔しても始まらないので、

ばーばの介護の段階が上がった時には、無理はしません。


今の平和ボケの生活が維持できなくなったら、在宅介護は終了するつもりです。






ぽちっと応援お願いします


にほんブログ村


こっちもぽちっとしてね


人気ブログランキングへ