医者になるワケ | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

このブログを読んでいらっしゃる方は、おそらくコウノメソッド はご存知の方が多いだろう。


良くわからないという方は、リンク貼っておいたので、クリックしてみてね。


大雑把に言うと、本当はレビー小体型認知症の患者さんに、

アルツハイマー型認知症に効くといわれる、アリセプト等の薬を多量に投与すると、

興奮症状がひどくなり、介護が困難になる場合があることを、警鐘している医師、

河野和彦先生の認知症治療の方法論である。


その中には、「フェルガード等の高額なサプリメントの活用」などが含まれている為、

批判されてもいる。


コウノメソッドの提唱者である河野和彦先生が院長を務める、名古屋フォレストクリニックは、

我が家から車で30分くらいの近いところにある。


でも、じーじを受診させようとは思っていない。


一つは、そこまで切羽詰まった状況ではないこと。


もう一つは、サプリメントに対して、根拠がないと思っていること。

(というか、正直そんな高価なサプリメントを飲ませても、

認知症発症前の完璧な自立した状態には戻れるはずないし)


コウノメソッドを、全面的に否定しようというつもりは、無い。


考え方は素晴らしいと思う。


そして、コウノメソッドの何より良いところは、情報を公開してくれているところ。


その中に、「家族への助言」として

「医師と薬を信頼してはならない」とある。


当初、じーじの認知症に対して、マニュアル通り、アリセプトが最初は3ミリ、

すぐに5ミリに増加するという処方がされた。


でも、5ミリに増加して、すぐにじーじの様子がおかしくなったために、

私は勝手に薬を半分に割って飲ませたり、さらに4分の1の量に減らしてみたりした。


試行錯誤の結果、3ミリまでなら大丈夫という結論に至った。


なので、現在もアリセプト3ミリという処方が続いている。


そういった行動の根底には、私の「医者と薬は信用しない」というポリシーがある。


いつからそんなポリシーがあったのかはわからないが、

医者の言うことを聞いても良くならなかったり、胃もたれの時に胃腸薬を飲んで、

余計に気持ち悪さがひどくなったりした経験からだと思う。


そのポリシーが、より強固になったのは、当時高校生だった長男から、友達の話を聞いた時だった。


その友達は、東大の理1か旧帝大の医学部か、どちらを受験しようか迷っていた。


  友達  「やっぱ俺、旧帝大の医学部受験することに決めたわ。」


  長男  「なんで?東大のがよくね?」


  友達  「東大より医学部のが、俺の頭の良さを証明できるじゃん。」


  長男  「えっ?お前、そのために医者になるの?」

       「俺、お前が医者になっても絶対診てもらいたくねーわ。」


  友達  「はっ?俺臨床なんかやらねーし。年寄り診察して何が楽しいんだよ。」

       「研究するために、医者になるんだよ、俺は。」


そして、非常に優秀だった彼は、希望通り旧帝大の医学部に合格し、

おそらく今は立派な?ドクターになっているだろう。


こういう理由で医者になる人ばかりではないと、思いたい。


でも、大きな病院には、こういったドクター、結構いるのかもしれない。


だから私は、医者の言うことも、薬もサプリメントの効果も鵜呑みにはしない。


自分の目で確かめるのが、一番大切だもんね。








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