冷蔵庫をあさる | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

昨夜、というか日付けは今日になっていたが、

夜中にばーばが冷蔵庫を開けて、食べ物を物色していた。


いつもよりは小さな杖の音だったが、怪しい感じがしたので一階に下りていってみると、

冷蔵庫を開けて、必死に食べ物を探しているばーばがいた。。


「何してるの?」

と聞くと

「お腹が減って寝れんから、パンでも探しにきた。」

と言う。


パンは噛み切れないだろうから、じーじ用のおまんじゅうを渡した。



ショートから帰ってくると、やはりおかしい。


たった一晩でも違うところで過ごすと、混乱してしまうのだろう。


冷蔵庫にある、変な物を勝手に食べることがなくてよかった。


基本、食べ物しか入っていない冷蔵庫だけど、

賞味期限切れの物とか食べられたら、困っちゃうし。


その前に、冷蔵庫の中も整理整頓して、ばーばが勝手に開けてもいいようにしなくては。



以前、昼間だけど、じーじがコーヒーが飲みたいと言ったとき、

ばーばが冷蔵庫から出して渡したものは、黒ビールだった。


私が帰宅すると、真っ赤な顔をした酔っぱらったじーじがいた。


じーじは、お酒が飲めない。


でも、認知症のじーじは、コーヒーだと言われれば、それがビールでも飲んでしまったようだ。



ばーばが、脳内クリアな時は、勝手に冷蔵庫を開けることは、まずしない。


娘夫婦の家でお世話になっているとわかっている時と、

以前の家の記憶のままで、じーじと二人で暮らしていると思っている時がある。


この、まだらボケの状態が、本当に厄介だ。


勝手に役場に電話をかけたりしたこともある。

内容は

「お弁当を頼みたいんだけど。」

ってことだった。


狭い田舎の町内だし、電話で応対してくれた人が我が家の状況を

良くわかってくれている人だったので事なきを得た。


ばーばが常に関心のあることは、食べ物。


だから、ばーばの目につくところに、必ず食べ物を置いてから、仕事に行くことにしている。


食べ物さえあれば、満足する。


食べ物への執着は、まんま生きることへの執着なんだろうな。


まだまだ長生きしそうだね。






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