暖かい日はバトルの日 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

ここしばらく、まるで菩薩様のような心持でじーじに接することができていた私。


残さずご飯が食べられれば「すごいね、えらいね」と褒め、

多少のわけわからない行動も大目に見て、

夜中にウロウロされても怒らず、優しく布団を掛け直す。


どうしたんだ私、ちょっと成長したんじゃないか?


な~んて思っていたのだけれど、今日で菩薩様は終わり。


イライラして怒ってしまった。


理由は、今日はとても暖かかったから。


季節の変化に我関せずのじーじ。


そこにファンヒーターがあればスイッチをつける。


仕事から帰ると、南側に面したリビングは完全に南国だった。


カーテン越しに春の暖かな日差しがいっぱい差し込んでいるにも関わらず、

ファンヒーターがガンガンにつけられ、テーブルコタツもスイッチオン。


もわ~っとした空気に、気持ち悪さを感じるほど。


最初はそれでも我慢していた。


じーじに何を言っても理解してくれないし、私が我慢すればいいことだと思い、

タンクトップ姿で過ごしていた。


でも、だんだん腹が立ってきた。


こんなに暖かいのに、無駄に電気と灯油を使われ、

なんで私がタンクトップ姿で家事に追われなきゃならないんだ?


ぷちっとファンヒーターのスイッチを消した。


ちょっと私がいなくなると、じーじがまたスイッチオン。


イラっときて、コンセントから抜いた。


洗濯物を畳み終えてリビングに行くと、ちょうどコンセントを差し込んでいるじーじ。


「なんで?今日は暖かいでしょ?

ファンヒーターなんかつける必要ないでしょ?」


つい、大声を上げてしまった。


案の定、全く理解してくれない。


季節が春に向かっていることも、今日がとても暖かい日だということも、

なんで自分が怒られるのかも、全くわかっていない。


そんなじーじに、また無駄に怒ってしまった。


怒ったって無駄なんだ。


そんなことは、もうすでに十分すぎるほどわかっている。


なのに、またやってしまった。


あ~あ、またしばらく自己嫌悪です。





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