卒寿のお祝い | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。



比較的暖かかった今日。

近所の神社で厄払祭がありました。

前回米寿の時は、ちゃんと礼服を着て式典に参加し、その後行われた餅投げも見て楽しむことができました。

そして今日。

行こうかどうしようか迷っていましたが、このところとても調子のいいじーじ。

卒寿のお祝いをできるのは一度切り。

行っておけば良かったと後悔するのは嫌だったので、じじばば二人連れて神社へ。

式典前にひなたぼっこしているじじばば。

一応、本日も礼服着用のじーじ。


米寿の時は自分でさっさと歩き、社殿に上がっていけたじーじ。

でも今日は、靴も脱がせてあげ、片手には杖、もう片方は私がガシッと腕を掴んでようやく歩ける状態。

玉串奉納や参拝の儀式の間、キョロキョロすることはあったものの、最後までちゃんと座って、式典に参加することができました。

あれほど神事にこだわり、この神社にもたくさん賽銭を納め、毎日のように頼まれもしないのに境内を掃き掃除していたじーじ。

なのに、今日は全く何をやっているんだろう、という不思議そうな顔をしていた。

この二年間で、こんなにも衰えてしまっていたんだ。

これが神事に参加する最後になるだろうと思って参加させたが、じーじにとってはただ慣れない服を着せられ、寒くて疲れただけの一日となってしまった。

じーじのためじゃなく、私の自己満足に過ぎなかったようだ。

じーじのために良かれと思って私がやっていることが、本当にじーじのためになっているのか?

今後、こういう事が多くなると思う。

食べられなくなった時、動けなくなった時。

じーじ本人の希望を推し量り、それに寄り添うことが私にできるのだろうか?

いろいろ考えさせられた一日だった。


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