姑になる | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

日曜日に横浜のホテルにて、無事に長男の結婚にあたっての、両家顔合せが無事終了しました。


いやぁ~、やっぱり初対面の人と会うのは緊張しますね。


本当はね、メッチャ男の子の母親としての愚痴を書きたいところだけど、

ここはあくまでも介護ブログ、ぐっと我慢します。


でも、ちょこっとだけ。


相手のお母様。


「本当に自慢の娘で、実家のある町からは一歩も外には出したくなかったんです。」


いやぁ~、そうおっしゃられてもですね、まだ大学院生であるうちの息子を

一人暮らししている自分のアパートに引き入れ同棲しているのは、

まぎれもなくおたくのお嬢様ですけど。


有り余るほどの学費をかけ、大学院まで行かせ、無事一部上場企業に内定が決まったと思ったら、

横からかっさらわれたと、被害妄想気味に考えてしまうのは間違いでしょうか?


まぁ、本人たちはとても仲が良く、とってもきれいな素晴らしいお嬢様であることは間違いないです。


私は姑なんだ。


姑って、古今東西、昔も今も、こんな気持ちなんだな、と思いました。



さてさて、介護が本題です。


私たちが出かけている間、二泊三日のショートに行っていたじじばば。


無事帰ってきましたが、ショート中にはいろいろ問題行動があったようです。


うちが利用しているショートの施設は、ユニット型の個室なんですが、

無理を言ってじじばばは同じ部屋にしてもらっています。


でも、しっかり料金はそれぞれ個室で取られていますが。


この個室、部屋の中からも鍵がかけられるそうです。


今回、鍵をかけることを覚えてしまったじーじ。


部屋に入る度に鍵をかけてしまい、でも自分で開けることはできず、

トイレに行こうと部屋から出ようとしても、鍵が開かない。


パニックになってわめき、ばーばを起こす、ということを夜中中やっていたそうです。


職員さんが、じーじがガチャリと鍵をかけ、布団に入った頃合いを見計らって、

外から鍵を開けてくださっていたようです。


本当にお世話様でした。


月曜日にショートの施設まで迎えに行った時、車いすに乗ったまま、

ず~っと何やらわめいているおじいさんを見かけました。


じーじは、そういうことはありません。


一見は、まともに見えます。


でも、今回の鍵のようなことを家でもやるんです。


家のトイレの鍵も閉めてしまって、出られなくなったこともあります。


今は、鍵が閉められないように、ガムテープを貼っています。


一見はまともに見えるけど、見当識がまるでなく、いいことか悪いことかもわからない。


でも、身体は動くし、手先も動く。


本当に厄介です。


認知症で体の自由がきく間は、とてもとても大変です。



ふと、我に返ると、つかの間の姑気分を味わったものの、自分は嫁である立場はどこへやら、

どっぷり娘として自分の両親の面倒を見ている現実。


立場変われば、ですね。


愚痴、封印します。




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