今晩はじーじが寝ない。
パジャマに着替えさせて、電気も消して、しばらくすると、下でばーばが怒ってる声がする。
放っておこうかと思ったが、ばーばの声が大きい事が気になり、下に降りていき、部屋を開けると、パジャマを脱ぎ、いつもの服に着替えていたじーじ。
「もう夜だから、パジャマに着替えて寝ようね。」
もう一度脱がせてパジャマを着せる。
また、布団をかけ、部屋の電気も消す。
しばらくすると、また階下でバタバタする物音が。
仕方ないので、また部屋を開けると、パジャマを脱ぎ捨てていたじーじ。
「もう夜だって言ったでしょ⁇寝るよ。」
またパジャマを着せる。
いったん部屋を出て、お茶を持っていったら、またパジャマを脱いでいる。
この時点で、堪忍袋の尾が切れました。
「夜だって言ってんのがわかんないの⁇今から寝るんだよ。一日中寝てばかりいるから昼も夜もわかんないのよ。」
脱ごうとしていたパジャマを無理矢理着せる。
格闘していたら、じーじも私も汗びっしょ
り。
あっ、暑いんだ。
このところ涼しい日が続いていたが、今晩はとても蒸し暑い。
クーラーは付けていたが、温度を下げてみた。
今私は二階に上がってきたが、階下は物音一つしない。
つまりは、暑くて寝苦しいから寝れなかったんだ。
パジャマを脱ぐだけならマトモな人だが、日常の一連の動作で、
「パジャマを脱いだら服を着る」
これがインプットされているから、服まで着てしまう。
そして、余計に暑い。
でも、暑いとも言えない。
認知症の人の問題行動には、何か意味がある。
でも、いつもいつもそれを汲み取ってあげるだけの、気持ちの余裕がない。
ようやくじーじが寝たようなので、私も寝ます。
おやすみなさい。
あ~、今日も疲れた。