介護認定調査の前にケアマネさんが来てくれた時、昨年の調査結果を見せてもらった。
認定調査員によると、ばーばは認知症の欄にチェックがなかった。
調査員の結果だけでは、要支援2だったようだが、主治医の意見書でようやく要介護1となったらしい。
まぁ確かに、名前や生年月日・季節・今日の日付(カレンダーを見れば)等は答えられる。
記憶力に関して、今回私は
「昼寝でさえ、一旦寝るとそれまでの記憶がリセットされてしまうんです。」
と強調してみた。
すると
「急に怒り出したりとか、性格が変わったような事はありますか?」
「いいえ、そのような事はありません。」
「病気ではなく、年齢による認知能力の低下のようですね。」
左様でございますか。
昼ごはんを食べた事は覚えている。
何を食べたかは、覚えていない。
弟が亡くなった事は覚えている。
何の病気が原因で亡くなったのかは、覚えていない。
そして、繰り返し何度も同じ質問をし、同じ話を何度でも繰り返す。
壊れたテープレコーダーのように(古っ)。
これだけでさえ、毎日だと結構ストレスになる。
でも、老化によるものなんですね。
確かに、認知症の診断はされてませんけど。
ばーばの妹は膝に人工関節を入れている。
手術後は痛みもなく、さっさと歩ける。
でも、障害者だ。
ばーばは自分の関節だが、軟骨はすり減り骨と骨が直接合わさってる状態で、四点杖二本使いでようやく歩ける。
障害者とは認められない。
今さら手術は、高齢だという理由でできないらしい。
元々本人は、手術をする気はなかったが。
なんか、不公平じゃない?
物忘れはあっても、認知症と診断されなければ、要介護度は低くなる。
まともに歩けなくても、人工関節でなければ、障害者認定もされない。
娘夫婦と同居しているから、税制面でも制度の恩恵にはあずかれない。
別に要介護度を高くしてもらいたい訳ではない。
でも、世の中腑に落ちない事が多い。

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