余裕をもって介護したいけど | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

先週から早出・残業が続いていたが、ようやくそれも今日で終わった。

毎年のことながら三月は忙しい。

いい加減こんな生活御免だ、といつも思っているが、
仕事で忙しいのと介護に専念するのを天秤にかけると
どんなに大変でも仕事をしていた方がいい。

休みの日に一日年寄りと過ごしていると、イライラ倍増。

その理由はわかっている。
私は、年寄りの歩調に合わせることができない。

仕事ではスピードと正確さが求められる。
それを、つい家でも引きずってしまうのだ。

朝出かける前に、着替え・歯磨き・入れ歯装着・食事・服薬を
いかに短時間で効率よくできるかを考えてしまう。

きっと高齢者の施設で働く人たちも同じだと思う。
たくさんの高齢者を、限られた人数で介護しなくてはならない。

そうすると、どうしても被介護者の望み通りとはいかない。

もう少し寝ていたくても、無理やり起こされ、食べたくなくても食事を与えられる。
二人の体調や希望を優先させたくても、こっちには時間がない。

私が出かけた後、ようやくのんびりできるのだろう。

今日もじーじはお昼ご飯を食べていなかった。
ばーばによると、「食べたない。」と言って食べなかったらしい。
でも、まんじゅうはきっちりと食べていた。

これでいいんだと思う。

毎食きっちりと栄養を取る必要もないし、好きな物が食べられれば御の字だ。

こんなふうに余裕をもって考えられるのは、明日お休みだから。

今晩は私に余裕があったからか、じーじものんびりと晩御飯を全部食べてくれた。
やっぱり、こっちがピリピリ・イライラしているとじーじにも伝わってしまう。

毎日お休みの前の日みたいに、ゆったり接することができればいいんだけれど。

まだまだ修行が必要です。




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