愛、アムール | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

つかの間のショートの間に、映画を観てきました。
どうしても観たかった「愛、アムール 」です。

名古屋まで行って観てきました。

この映画、残念ながら全国どこでもは観れません。

せっかく二人揃ってショートに行っているというのに、テーマは高齢者の愛・看病・介護。

年老いた夫婦二人暮らし。
妻が病に倒れ要介護状態に。
もう二度と病院には戻りたくない、という妻の願いを聞き、夫が一人で妻を看病する姿が淡々と描かれる。

いかにもフランス映画だな、っていうのが第一の感想ですが、非常に考えさせられる映画でした。

被介護者と介護者の望みが交錯する事はないのか?
私たち家族を始め、介護に携わってる人間は、介護される側の気持ちになってケアをしているのか?

非常に心もとない老老介護で、結果、常識的にみれば悲惨な結末を迎えるのだが、監督が描きたかったのはあれが究極の愛の形の一つだという事だろう。

淡々と日々介護する夫に対して、母の状態を受け入れられず号泣し、取り乱す娘。

ラストに二人がいなくなって、ガランとした家に訪れる娘。

二人にとって、どうしてあげる事が一番良かったのか、自分には何ができたのか。

これは私自身への問いでもあります。



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