じーじの薬 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

じーじが飲んでる薬は、便秘薬として酸化マグネシウム・前立腺肥大の薬・ビタミン剤・アリセプト3mg。
後は寝る前に眠剤。
年々薬の種類は減り、今はこれだけ。

当時北関東に住んでいた私たちの家に、じーじとばーばを引き取り、同居を始めてから始まったじーじの徘徊。

最初は環境が変化した事による一時的な譫妄か、と思ったが、徘徊は毎日で何度言い聞かせても理解してくれない。

とりあえず近所の内科にかかり、徘徊で困る旨を伝えると、何の検査もせずに簡単にアリセプトを処方された。

御多分に洩れず、アリセプトは3mgから5mgに。

相変わらず徘徊は続いていたが、GPS端末をズボンに縫いつけていたので、居場所を探す事は可能だった。

徘徊しているじーじを見つけ、様子を伺うと、明らかに歩き方が変。

すり足で身体は傾き、よだれを大量に垂らしながら、ただただ歩き続ける。

これはもしかしたら、薬の副作用じゃないのか?

そう思った私は、アリセプトを全く飲ませない週・3mgを飲ませる週・5mgを飲ませる週、と勝手にじーじで実験をしてみた。

すると、5mgを飲ませると歩き方も変で徘徊は激しくなる。
全く飲ませないと、ぼーっとしている事が多く、覇気がない。
3mgを飲ませると、一番マトモで扱い易かった。

以来、製薬会社の思惑には絶対のらず、今のかかりつけ医にも無理を言い、アリセプト3mgを処方してもらっている。

実家の愛知県に戻ってから、長谷川式をやったが、高得点だった。
脳のMRIも、全体の萎縮はあるが、アルツハイマーに顕著な海馬の萎縮はみられなかった。

認知症の専門医にかかっていないので断定はできないが、おそらくレビーだと思う。
風邪薬で譫妄状態になるくらい、薬剤過敏もある。

今となっては、すっかり徘徊などの周辺症状は収まっているので、積極的に認知症の治療をする気は無い。

医者の診断を鵜呑みにせず、本人の状態を一番身近な家族が良く観察し、薬の種類や量も調節すべきではないだろうか。

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