デイサービスとの相性 | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

我が家のある、結構田舎の町にも、デイサービスの数はたくさんある。近隣の市町村も含めると、かなりの数だ。


最初は「とにかくデイサービスに行ってくれ~」と思い、なにも考えずに、ケアマネのいる居宅介護支援事務所の系列のデイサービスに行かせることにした。


見学も、私一人で施設の中を見せてもらっただけだった。


初めて利用して家に帰ってきた時、二人の感想は全く違っていた。


ばーばは「お風呂上りに爪まで切ってもらったんだよ。」といい感触。


ところがじーじは、

「一日中椅子に座らされ、テレビを見させられてただけ。外に行くこともできず、たばこも吸わせてもらえなかった。あそこはまるで監獄だ。」

と、怒り心頭な様子。


今でこそ、私の血のにじむような努力と忍耐で禁煙に成功したじーじだが、当時は一日ひと箱以上たばこを吸っていた。


歩くこととたばこを禁じられたデイサービスに、じーじが行くことは二度となかった。

他にじーじの気を引くようなものも、何もなかった。


また一からデイサービス探しが始まった。


そんな時、近所のばーばと仲がいいちょっと認知症のおばあちゃんが

「私が行ってるところに一緒に行こう。」

と誘ってくれた。


とてもありがたい話だった。

でも、そのおばあちゃん、自分が通ってるデイサービスの名前がわからない。

よ~く話を聞いて、なんとか推測できたので、ケアマネに相談してみることにした。


今度はじーじもばーばも一緒に見学に。


まず、車いすの人が少ない。なんだかみんな元気そう。


ゲーム・トランプのほかに、ビリヤードまであった。さっそくじーじも体験してみた。


昼食後に見学に行ったせいか、みんな好き勝手に過ごしている。新聞を読んだり、おしゃべりしたり、寝転がったり。


そんな中でじーじと私の目を引いたのは、囲碁をやってる二人のおじいさんだった。

自分もやりたそうにしているじーじ。実はじーじは大の囲碁好き。


これが決め手だった。

ここの、まるでお遊びデイサービスは、外のベンチで喫煙も可能だった。

天気のいい日は、歩ける人はお散歩にも行くとのこと。


今度はじーじも納得して(決してよろこんでではない)、ここのデイに通うことになった。


今は随分認知機能が衰えてきたが、囲碁だけは今でも毎回やっている。


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