じーじとタバコ | ひとりっこの両親在宅介護ブログ(施設入所後)

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娘に迷惑をかけまいと、老老・認認介護で限界まで二人暮らしを頑張った両親。でも、遂に限界突破。仕方なく実家に戻ってきて始めた在宅介護。一人っ子のため否応なくやらざる負えない。
平成27年4月じーじは旅立ちました。令和2年1月末、ばーば特養入所しました。

今は徘徊もなくなり、問題はオシモ関係に集中しているじーじだが、かつてじーじの一番の問題はタバコだった。


ゴミ屋敷と化した実家を建て替えた我が家。一緒に住むのは私(ひとりっこ)と旦那、じーじとばーば。


ヘビースモカーのじーじ、ぜんそく持ちでタバコが大嫌いな旦那が、一つ屋根の下で暮らすことに。


まともなヘビースモカーなら、話は通じるからいいが、相手は認知症のヘビースモカー。


タバコを何本吸っているかもわからないから、次々に火をつける。


タバコ吸いの悪い習慣で、ながらタバコをする。歩きながら、コーヒー飲みながら、寝ながら。


新築の家の床・網戸・テーブルは、あっという間に、焦げ跡だらけ。


着ている半纏・シーツ・布団も、焦げ跡で穴だらけ。

いつ火事になってもおかしくない。


旦那が会社から帰ってくる前に、なんとか焦げ跡をごまかさなきゃならない。


穴の開いた網戸をごまかすために、糸で格子状に縫ってみた。

床は、同色のペン型の傷跡隠しで塗った。


「自分の部屋で吸って、って言ってるでしょ。」

「なんで言うことがきけないの?」

「そんなにタバコが吸いたいなら、この家から出てきなさいよ。」


本当は、老い先短いんだから、タバコぐらい吸わせてあげればいい、と思ってた。


でも、私が一人っ子であるために、私の親と同居することになり、タバコも大嫌いなのに我慢している旦那の手前、じーじの好き勝手にさせるわけにはいかない。


ストレスでおかしくなりかけた時、救いの神が。


救いの神、それはじーじの肺炎発症だった。



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