介護をしているのは、おそらく女性がほとんどであり、その立場は嫁か娘かに二分されると思う。
私は娘である。
実の親の介護でも嫌気がさすのに、義理の親を介護されているお嫁さんには頭が下がるばかりだ。
娘の場合、自分の人生においての、過去の親とのつながり方が介護に影響する。
私はうっとおしいほどの愛を受けて育った、一人っ子だ。
それは、時にはつぶされてしまうのではないか、と思うほどの重圧だった。
逃げたくて仕方がないが逃げられない。
親の面倒を見ること、それは私に課せられた使命だと思い込んで育った。
小学生の時に、親の葬式での喪主挨拶を考えていたくらいだ。
そして今、実際に両親の面倒を同居でみている。
「デイサービスは疲れる」という両親の言葉を真に受け、週三回だったのを週二回に減らした。
自分のリフレッシュの為と行かせたショートステイは、ちゃんと眠れるか・トイレはできるのか・転んだりしないか、心配ばかりでちっともリフレッシュにならない。
今は感染症も怖いので、という理由をつけショートステイはお休みしている。
過保護に育てられると、立場が変わっても過保護に接してしまうらしい。
義理の親を潔くショートステイに行かせ、自分の時間を謳歌しているお嫁さんを見習いたいものだ。
ぽちっとお願いします

にほんブログ村